日経平均株価を「1社で804円押し上げた」超値がさ株…ソフトバンクグループが〈ストップ高〉まで買われた理由【昨日動いた個別株】
東証プライム市場に上場している個別株式について、2026年5月21日(木)の騰落率ランキングをお伝えします。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:ブイキューブ〈3681〉……前日比+5円(+27.78%)/終値23円
【売買材料】
当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社は25年12月期決算において2期連続の債務超過となり、有価証券上場規程に定める上場廃止基準に抵触。5月18日付で日本革新投資とのスポンサー基本契約に基づく最終契約を締結。上場廃止に向けた動きが進むなか、同社株はマネーゲームの様相を呈している。
2位:FIG〈4392〉……前日比+400円(+25.30%)/終値1,981円
【売買材料】
当日は特段個別の売買材料見当たらず。5月14日に発表した決算内容が引き続き材料視されているとみられる。
3位:ソフトバンクグループ〈9984〉……前日比+1,000円(+19.85%)/終値6,039円
【売買材料】
NY時間20日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、ソフトバンクグループが出資する米OpenAIのIPOをめぐり「ゴールドマン・サックス・グループ〈GS〉やモルガン・スタンレー〈MS〉といった金融機関が目論見書の草案作成を支援しており、早ければ22日にも規制当局へ申請書類を提出する計画」と報じた。こうしたなか、オープンAIのIPOに伴う収益貢献やグループの企業価値の向上への期待を背景に、ソフトバンクグループ株に買いが殺到、ストップ高まで買われた。なお、同社株の上昇が日経平均株価を804円52銭押し上げている。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:楽天銀行〈5838〉……前日比−1,000円(−15.43%)/終値5,480円
【売買材料】
5月20日取引時間終了後、現在は楽天グループ子会社の楽天カードおよび楽天証券ホールディングスについて、株式交付により楽天銀行が完全子会社化すると発表。また楽天銀行は、この再編により同行のEPS(1株利益)が418円76銭(26年3月期決算基準)から296円の計算になると明かしており、EPS低下への懸念や将来的な需給面悪化への不安を嫌気した売りが殺到、ストップ安まで売られた。
2位:SOMPOホールディングス〈8630〉……前日比−670円(−10.74%)/終値5,568円
【売買材料】
5月20日取引時間終了後、同社は26年3月期連結決算および27年3月期業績見通しを発表。27年3月期の純利益が前期比23.4%減となる見通しとしており、これが嫌気された模様。
3位:石油資源開発〈1662〉……前日比−138円(−6.83%)/終値1,883円
【売買材料】
NY時間20日、トランプ米大統領がイランとの和平交渉について「最終段階にある」と述べたことで、原油価格が下落。これを受けて売りが膨らんだ模様。
