若きサムライ戦士に太鼓判を押したボンテンポ記者。(C)SOCCER DIGEST

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 森保一監督が5月15日、北中米ワールドカップの日本代表メンバー26人を発表した。日本サッカーを長く深く取材しているブラジル人記者、チアゴ・ボンテンポ氏は「今回のメンバーには80%くらい満足している」という。

 満足できない20%はどの部分か。ボンテンポ氏は「今回の選考で私があまり好きできない部分は、佐藤龍之介と佐野航大が外れた点だ」と切り出し、次のように語った。

「彼らと塩貝健人と後藤啓介は、将来の日本代表のキープレーヤーになれる。特に今シーズンの佐野航大の活躍にはすごく驚いた。こんなに早くあのレベルになれるとは思わなかった。すぐにでもヨーロッパのビッグクラブに移籍できる。今の三笘薫や久保建英のような存在になれるポテンシャルがあると感じている。

 すごく期待しているので、選ばれてほしかった。森保監督はかなり悩んだと思う。彼が優先したのは、技術が高い選手というよりは、様々な状況に適応できる選手。例えば前田大然だ。前田は色んな役割をこなせる」
 
 NECの主軸を担う22歳の佐野が今季、オランダリーグのフィールドプレーヤーで唯一、リーグ戦全試合にフル出場したのに対し、19歳の佐藤はFC東京でプレーしている。代表入りのチャンスを広げるためにも、やはり海外に活躍の場を移すべきだろうか。

「そうだろうね。ただ、今の状況では、たとえヨーロッパにいてもまだ呼ばれていないと思う。佐野航大もヨーロッパですごく活躍していても選ばれなかったわけだから」

 悔しさを糧に――。北中米W杯で落選の憂き目に遭った若き逸材たちには、日本代表のキープレーヤーへ成長を遂げてほしい。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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