新入り猫の名づけ。里子に出すつもりで2ヶ月以上、名無しだった仔猫の名前は?【著者インタビュー】

【漫画】本編を読む
思えば、やたらと保護猫を受け入れる人生だった。ライブドア公式ブログ「猫の手貸して」著者・ぴなぱさん(@pinapapinapa)は、3人の娘と夫の5人暮らし。昔から動物が好きで、保護団体などは通さず4匹の保護猫と暮らしてきた。どうやら、猫のしもべ(飼い主)になりそうな人間の調査や発掘をしているという秘密組織・ねこねこネットワーク(NNN)から「優良物件」としてロックオンされているようで――?
■猫を大切にすることは当たり前で、自分が周囲とズレているなんて思ってもみなかった
──29話では保護猫のキジトラの名前をつけるシーンが描かれていました。茶トラの名前をつけるとき、かなり悩まれていたと思うのですが、キジトラの名前はすんなり決まったのでしょうか?
ぴなぱさん(以下、ぴなぱ):キジトラの名前は、茶トラと関連を持たせたいということだけは決めていました。ただ、そこから実際に名前を決めるまでは少し悩みました。「動物つながり」という方向性自体は決まっており、鼻のところにコアラのような模様があるので「コアラ」にしようかなとか。結局、猫にコアラは変かなと思って没にしました(笑)。
──キジトラの離乳食が完了し、仔猫育児期間が終了するまで、お世話で特に苦労したことを教えてください。
ぴなぱ:実は、2匹になったことで一緒に遊べるようになり、茶トラ1匹だけのころよりかなり楽だったんです。なので、仔猫だからと大変だったことはなかったんですよね。飼い主である人間は何の苦労もありませんでしたが、きっと当時は遊び相手や躾けをこなす茶トラが大変だったんだろうなと思います。
──「動物に優しいのは動物が好きだからであって、人間にも同じように優しくできるわけではない」というモノローグが印象的でした。これまで、動物を大切にするあまり、好奇の目に晒されることもあったそうですね。周囲との違いを感じた際、「自分も周りの人に合わせるべきかもしれない」と悩むことはありましたか?
ぴなぱ:長い間「自分が普通」だと思っていたので、周囲と考え方が違うことに気づいてなかったんです。むしろ、そういう動物を大切にできないような反応をする人こそが特殊だと思っていたくらいでした。最初に茶トラを見つけたタイミングで、初めて自分が普通ではないかもしれないと気づいたんです。「自分の方が少数派なんだ」と思ったら、「他の種族に優しくない人間は嫌だな」と感じるようになりました。
もちろん、「みんな動物に優しくなりましょう」と考えを押し付けたいとは思わないのですが、「人間はそういう生き物なんだな」と理解した気がします。だから、周囲に合わせようという考えになったことはなくて、どちらかというと「猫の社会で生きたいな」と思っていました。
取材・文=押入れの人
