平塚八幡宮で生まれた八重(同八幡宮提供)

 平塚八幡宮(神奈川県平塚市浅間町)の神馬として親しまれている雌の「皐月(さつき)」と雄の「東風(こち)」の間に雌の「八重(やえ)」が生まれた。1600年以上の歴史があるとされる同八幡宮で、過去に神馬が生まれた記録は残っていないという。今年は午(うま)年にも当たり、宅野順彦宮司は「皐月、東風と同じように神馬として活躍して、神様と私たちとの間を取り持つ存在でいてほしい」と願っている。

 八重は4月14日、境内で誕生。令和8年に八重桜が咲く時期に生まれたことと、八幡宮の「八」から名付けられた。母親の皐月は毛の色がもともとは白っぽく、父親の東風は黒っぽい毛と白い毛だが、その間に生まれた八重の毛は茶色が中心だった。

 皐月の出産がいつになるのか気をもんでいたという宅野宮司。八重が生まれて胸をなで下ろし、「茶色の毛並みは想像していなかった。元気な様子だったので安心した。午年に境内で生まれたことと、初めての出産が午年だったことは、神様の特別なおぼしめしがあったのだと思う」と心境を明かした。