国賓としてアメリカを訪問中のイギリスチャールズ国王と、トランプ大統領が交わした握手が「まるで戦いだ」とSNSなどで話題になっている。

【映像】SNSで話題!トランプ氏が“握手バトル”をする瞬間

 4月27日に撮影された映像のなかでは、チャールズ国王とカミラ王妃を出迎えたトランプ大統領が国王を自分の方へぐっと引き寄せるような仕草を見せている。対するチャールズ国王も動こうとせず、握手している手が前後に動き、まるで綱引きのような状態になっていた。海外メディアは「トランプ大統領とチャールズ国王の握手はまさに“バトルだった”」と報じている。

 トランプ大統領は握手の間に相手を引き寄せたり、握手の長さや強さをコントロールしたりすることで知られている。過去には、安倍元総理大臣やマクロン大統領との握手でも今回と同じように、相手を自分の方へ強く引き寄せたり、手をポンポンと叩いたりする様子を見せていた。

 首脳や要人へのコミュニケーションのあり方として、トランプ大統領の振る舞いをどう見るか。ニュース番組『わたしとニュース』でハレバレンサーを務める、話し方トレーニングkaeka代表・千葉佳織氏は…。

「トランプ大統領の強さがうかがえる。自分のペースで相手に何かを伝えたいという意思や、自身のイメージを握手によって表現したいという意図が伝わってくる」(千葉佳織氏、以下同)

 一方の、握ったまま手が前後に動いている状況の、チャールズ国王の心境については…。

チャールズ国王も今回の場面が第一印象としてかなり注目されるだろうと思っていたと思う。決してトランプ大統領の勢いに飲み込まれないぞという意思が、映像からも感じ取れる」

握手に割り込み?話題となったもう1つの場面

 また、28日にはカミラ王妃が順に握手をしている途中で、トランプ大統領が前に割り込み、次々と握手を進めていった様子が捉えられている。トランプ大統領の行動が意図的なのか、周囲が見えていなかったのかは不明だが、気がついたチャールズ国王が立ち尽くす様子も映っており、「国王と王妃に対して失礼だ」という声も上がっている。

 チャールズ国王とカミラ王妃の反応について千葉氏は次のように話した。

「注目しているのが、チャールズ国王とカミラ王妃がトランプ大統領が前に出て握手をしてしまっているときも、ポーカーフェイスだなということ。ニューヨーク・タイムズの記事で専門家が言っていたのは、そういったときも無表情で毅然とした態度を取れるかどうかが求められているし、訓練してきたからこそ、動じなかったのではないかと言っている人もいた」

 感情を表に出さないことには、どのような意味があるのだろうか。

「『失礼だ』と思っていること自体、あってはいけない情報。大きく言えば外交問題になってしまう可能性がある。自分が注目されていない場合の表情も、かなり頑張っていたんじゃないか」

 このように様々な話題を呼んだイギリス国王夫妻の公式訪問だが、4日間の日程を終えて国王夫妻はアメリカを発ったという。(『わたしとニュース』より)