28日、中国科学院が開いたAIモデルシステム「磐石100」の発表会。(北京=新華社記者/金立旺)

 【新華社北京4月30日】中国科学院は28日、人工知能(AI)モデルシステム「磐石100」(サイエンスワン100)を発表した。科学研究に共通するニーズに特化した「磐石・科学基礎大規模モデル」(サイエンスワン)を知的基盤として、八つの主要学問分野を対象にした分野別大規模モデル群を構築。AI主導による科学研究の体系的なイノベーションが期待される。

 2025年に発表された「磐石・科学基礎大規模モデル」は、専門的な科学コーパスとデータを用いて訓練された科学研究タスクに特化した知能基盤で、科学文献の抽出、融合、科学知識の表現、推論などのコア能力を持つ。最新バージョンは650万件の高品質の科学推論データを用いて、科学知識の推論能力、マルチモーダルな理解・生成能力、信頼性を大幅に向上させた。

28日、中国科学院が開いたAIモデルシステム「磐石100」の発表会で、物理学に特化した「磐石・賽博士」モデルを紹介する中国科学院高エネルギー物理研究所の劉北江(りゅう・ほくこう)研究員。(北京=新華社記者/金立旺)

 研究開発チームは数学、物理学、材料、天文学、環境、航空宇宙、地理、生物学の8分野で大規模モデルをそれぞれ構築。各分野の基礎的問題の解決に専念した。

 「磐石100」は既に100以上の科学研究に導入され、高速鉄道の流れ場の再構築、スペクトル識別、新材料の開発、天文観測などで大きな可能性を示している。

28日、中国科学院が開いたAIモデルシステム「磐石100」の発表会で、環境科学に特化した「磐石・禹衡」モデルを紹介する中国科学院上海高等研究院の魏偉(ぎ・い)研究員。(北京=新華社記者/金立旺)
28日、中国科学院が開いたAIモデルシステム「磐石100」の発表会で、数学に特化した「磐石・大衍智証」モデルを紹介する中国科学院数学・システム科学研究院の馮如勇(ふう・じょゆう)研究員。(北京=新華社記者/金立旺)
28日、中国科学院が開いたAIモデルシステム「磐石100」の発表会で、航空宇宙に特化した「磐石・臨空」モデルを紹介する中国科学院航空宇宙情報イノベーション研究院の楊燕初(よう・えんしょ)研究員。(北京=新華社記者/金立旺)
28日、中国科学院が開いたAIモデルシステム「磐石100」の発表会で、生命科学に特化した「磐石・デジタル細胞」モデルを紹介する中国科学院動物研究所の劉国楽(りゅう・こくらく)副研究員。(北京=新華社記者/金立旺)
28日、中国科学院が開いたAIモデルシステム「磐石100」の発表会で、天文学に特化した「磐石・金烏」モデルを紹介する中国科学院国家天文台の林佳本(りん・かほん)研究員。(北京=新華社記者/金立旺)
28日、中国科学院が開いたAIモデルシステム「磐石100」の発表会で、材料学に特化した「磐石・祝融」モデルを紹介する中国科学院上海ケイ酸塩研究所の劉建軍(りゅう・けんぐん)研究員。(北京=新華社記者/金立旺)
28日、中国科学院が開いたAIモデルシステム「磐石100」の発表会で、地理学に特化した「磐石・坤元」モデルを紹介する中国科学院地理科学・資源研究所の姜侯(きょう・こう)副研究員。(北京=新華社記者/金立旺)