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北海道・旭山動物園の焼却炉に、妻の遺体を遺棄したとして任意の聴取を受けている男性が、「残らないよう燃やし尽くしてやる」などと、妻を脅迫していたとみられることが新たに分かりました。

■旭山動物園はいまだ捜査現場のまま…夏の営業は5月1日からに

旭山動物園は、ゴールデンウイーク初日の29日から夏の営業が始まる予定でしたが、2日間遅らせ、5月1日から開園することに。

旭山動物園HPより
「捜査への協力を行う中で今しばらく時間を要する状況となっております」

旭山動物園は、いまだ捜査現場となったまま。発端は、旭山動物園に勤める30代の男性職員の供述です。

捜査関係者によると、任意の事情聴取に対し…。

旭山動物園勤務・男性職員(30代)
「旭山動物園の焼却炉に妻の遺体を遺棄した」(趣旨の供述)

妻は30代。遺体は見つかっていません。

警察によると、妻とは今も連絡がとれない状態。

男性職員の知人
「6年前には結婚していた。夫婦の間ではあまり会話がないと聞いていた」

■妻、関係者にSOSか…「脅迫を受けていて怖い」

行方が分からなくなる前、関係者にSOSを求めていたといいます。

妻(30代)
「夫から脅迫を受けていて怖い」

その脅迫とみられる内容が、捜査関係者への取材で新たに分かりました。男性職員は妻に対し。

旭山動物園勤務・男性職員(30代)
「残らないよう燃やし尽くしてやる」

その言葉通り、焼却炉に遺体を遺棄したのでしょうか。

■近所の住民が感じた男性職員の“異変”

妻が行方不明になったのは、先月下旬ごろ。近所の住民は、今月に入って男性職員の異変を感じたといいます。

近所の女性
「4月7日にご飯を届けた。『母さん(妻は)どうしたの?』『東京に行った』と。その1週間後に『うそついてるんじゃないの? 入院してるんじゃないの?』『入院してないよ』と。違和感はあった」

別の住民も。

――4月入ってからは?

「1回も見てない」

■焼却炉から遺体発見は可能? 元神奈川県警捜査一課長は…

市によると、旭山動物園の焼却炉は、死んだ動物を燃やすためのもの。骨が灰になるほどの火力があるといいます。

もし、遺体を焼却炉に遺棄し燃やしていた場合、見つけることはできるのでしょうか。元神奈川県警捜査一課長の鳴海達之氏は。

元神奈川県警捜査一課長・鳴海達之氏
「(焼却炉で)1時間〜1時間半、800℃〜1100℃だと骨もすぐ砕ける。DNAもとれないかもしれない」

遺体発見は難しいのではないかと指摘。

――自白だけで逮捕できる?

元神奈川県警捜査一課長・鳴海達之氏
「逮捕した事例はある。死体遺棄の場合は死体が出てこないと弱い。供述を支えるものが何もない、裏付けるものがない。裁判をやると無罪になる可能性が高い。だから逮捕は慎重にしなきゃいけない」

今後、捜査はどう進んでいくのか。

元神奈川県警捜査一課長・鳴海達之氏
「任意の取り調べを継続。焼却炉を使ったことがあるのか、どうやって遺体を運んだのか、具体的な流れの中でどれだけ裏付けがとれて、どれだけ犯人しか知らないことがあるのか、警察は見ていけばいい」

男性職員は妻の殺害についてもほのめかしていて、警察は、男性の関係先などを慎重に捜査しています。