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辺野古沖で船が転覆し女子高校生ら2人が死亡した事故を受け、文部科学省は24日、京都市の学校法人を現地調査しました。

■学校法人に現地調査

2人の命が失われた転覆事故から1か月あまり。24日午後、「同志社国際高校」を運営する学校法人「同志社」に文部科学省が調査に入りました。

先月16日、沖縄・名護市辺野古沖で小型船2隻が転覆した事故では、同志社国際高校の生徒18人と乗員ら合わせて21人が海へ投げ出されました。

船長の金井創さんと高校2年生の武石知華さんが亡くなりました。死因は溺死でした。

生徒たちは、学校の研修旅行の一環で乗船したということです。

同志社国際高校 西田校長
「(辺野古)沖の方から現場を見ることもできるよ、という話もいただき、本校で検討し、海上からの辺野古基地の見学を研修旅行に取り入れることになった」

■父親「あまりに異質すぎてあ然」

転覆した2隻は、普天間基地移設をめぐり埋め立て工事に対する抗議に使われていたこと、人を乗せるための事業登録がされていなかったことなどがこれまでに明らかとなっています。

――(抗議)活動に使われる船に乗ることは生徒に説明?

同志社国際高校 西田校長
「生徒はそこの部分に関して理解していると思う」

しかし、事故後、インターネット上に思いをつづる知華さんの父親は、学校側の説明や安全管理が不十分だったのではと強く訴えています。

知華さんの父親
「私は当日まで知華が『抗議船』に乗ることなど全く知りませんでした」
「美ら海水族館に行きたいんだけど(中略)お友達と綺麗なサンゴ礁を見る方が楽しそうじゃん。彼女にとってはただそれだけの純粋な選択でした」
「今回の沖縄研修旅行については、あまりに異質すぎてあ然とするばかりです。事前の安全、認可、保険の確認を行わず、さらに現地での引率放棄をよしとしたその感覚には言葉を失います」

■「全員船から落とされた」生徒が通報か

実は事故当時、教師は体調不良を理由に船には乗らず、海上保安庁へ通報したのは、海に落ちた生徒とみられています。

午前10時14分。

“生徒”の通報(1)
「……もしもし、あの……」

最初の通報は音声が途切れて内容は聞き取れず、その2分後、2つの通報が入ります。

“生徒”の通報(2)
「乗っていた船が大きな波にのまれて、全員船から落とされた。今は足がつく浅いところに立っているが、どうすればいいか」

“生徒”の通報(3)
「今は浅瀬にいて、近くの島まで泳いだ方がいいか。救命胴衣は着ている。海上保安庁のゴムボートが7隻くらいで救助に来ている」

海上保安庁が救助に向かいましたが、知華さんはライフジャケットが船に引っかかり、転覆した船の下に入り込んでしまったといいます。

知華さんの父親
「もし、私が『辺野古・ボート』という単語にもっと敏感に反応できていたとしたら。考えていくとやりきれない思いです」

波浪注意報が出されるなか出航した船。2人が死亡したほか、生徒ら14人がケガをしています。

今回の文科省による調査では、学校における安全確認の状況や研修旅行の詳細、学校法人の対応などについて確認するということです。