「パパ、ママへ。大好きやで」6歳女児コンクリ詰め事件…“優しい叔父”が殺人犯となった「決定的な瞬間」
「玲奈は後ろの壁に当たって、床に体育座りのように座り込む形になりました」
すかさず、飯森被告は右足で玲奈さんの左のわき腹を3、4回蹴った。その結果、玲奈さんは床にうつ伏せになるように倒れこんでしまった。
「辛そうな表情で『ごめんなさい』と泣いていました」
その場にいたAは、咄嗟に肩をつかんで制止したというが、その手も振り払った。
◆少女を襲った“とどめの一撃”
さらに、飯森被告はうつ伏せになった玲奈さんの背中を踏みつけた。最後の力を振り絞って起き上がった玲奈さんのわき腹を踏むと、とどめを刺した。
傍聴席からは、法廷の中央の証言台に座った飯森被告の表情をうかがえなかったが、その大きな後ろ姿からは涙声が聞こえた。
容赦ない暴行の末に死亡した玲奈さんは、その後、飯森被告の手によって冷たいコンクリに詰められることに--。
後編では、遺体をコンクリ詰めにするに至った犯行状況、なぜ18年も発覚しなかったのか、その全貌に迫る。
取材・文/学生傍聴人
【学生傍聴人】
傍聴歴7年、傍聴総数1000件超。 都内某私立大の大学院に在籍中の現役大学院生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴をはじめ、有名事件から万引き事件など幅広く傍聴している。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行なっている。

