【新華社南昌4月15日】中国江西省南昌市で14日、海昏侯・劉賀(りゅう・が)墓から出土した竹簡の中から、1800年以上にわたり失われていたとされる「斉論語」の「智道」に関する簡が初めて一般公開された。簡に記された内容が「斉論語」の特徴に近く、「論語」伝本の流伝史における空白を埋める重大な発見とされる。

 南昌漢代海昏侯国遺跡博物館の展示ホール「書香海昏」が大幅に刷新され、新たに修復された100点以上の簡牘(かんどく=文字を記した竹札や木札)の実物が初めて公開された。

 海昏侯墓からは5千点以上の簡牘が出土しており、江西省の考古学史上でも例のない大規模な発見とされる。今回の公開は、発掘以来初めて簡牘の実物が集中的に展示されるもので、前漢期の教育体系や礼制、信仰、文明の様相をうかがう貴重な機会となっている。