(『風、薫る』/(c)NHK)

写真拡大

放送中の連続テレビ小説『風、薫る』(主演・見上愛、上坂樹里)。明治期に看護師という職業の確立に貢献した大関和さんと鈴木雅さんをモチーフにしたバディドラマです。見上さん演じる一ノ瀬りんと、上坂さん演じる大家直美の2人が、患者や医師との向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがては“最強のバディ”になっていく物語。

【写真】シマケンとのやりとりが面白い槇村

改めて、『風、薫る』に登場するキャストを紹介します。

瑞穂屋に出入りする書生、槇村太一(まきむら・たいち)を演じるのが、俳優の林裕太さんです。槇村は、島田健次郎の親友で書生。会話に時々英語を挟むのが特徴です。

槇村さんは、2000年生まれ。東京都出身。主な出演作品に映画『オアシス』『愚か者の身分』『君の顔では泣けない』ドラマ『なんで私が神説教』『御上先生』など。連続テレビ小説では『虎に翼』に出演。主人公・寅子が新潟地裁で初めて受け持った刑事事件の被告人を演じました。

林さんのコメントをご紹介します。

素敵な物語を紡いでいけたら

●林裕太さんコメント

「風、薫る」というタイトルがすごく好きです。

生命や時代の動き、人々の営みから感じる温度や匂いを想像させられます。

そんな感覚を大切に皆さんと素敵な物語を紡いでいけたらと思っております。

私の演じる槇村太一はしがない書生であり、島田健次郎、通称シマケンの気のおけない友人です。

この物語の人々は、明治という目まぐるしく変化していく時代の中で、どのような歩みを残していくのか、これからの撮影が楽しみです。

ーーーーーーー

連続テレビ小説114作目となる『風、薫る』の原案は、田中ひかるさんの『明治のナイチンゲール 大関和物語』。脚本は吉澤智子さんが担当。主題歌は、Mrs. GREEN APPLEの『風と町』。占い師の真風(まじ)役の研ナオコさんが、語りも務める。

りんの父・信右衛門を北村一輝さん、りんの母・美津を水野美紀さん、りんの妹・安を早坂美海さん。直美を見守ってきた牧師・吉江善作を原田泰造さん。“鹿鳴館の華”と呼ばれた貴婦人、大山捨松を多部未華子さんが演じる。

原案は…

ドラマの原案となるのは、田中ひかるさんの『明治のナイチンゲール 大関和物語』(中央公論新社刊)。

同書によれば、女性は専業主婦が当たり前だった明治時代当時、病人の世話をする看護師という仕事はそもそも職業として扱われておらず、命を引き換えにお金を得る、嫌厭される対象とみなされていた、という。

そんな中、ヒロインのモデルとなる大関和は、シングルマザーとして東京に上京し、専門的な知識を身に付けた看護婦(看護師)になることを決意。コレラや赤痢などの伝染病で命を落とす人が後を絶たない当時、看護婦養成所の1期生として入学し、卒業後は帝国大学医科大学第一医院でトレインドナースになる。

一方、看護婦養成所で、大関和と同じ1期生でシングルマザーだった鈴木雅。日本で初めてとなる個人経営の派出看護婦会を設立すると、看護師が病院や病院人のいる家庭へ訪問する体制を整えた。

そこに大関和も加わり、日清戦争後にかけてその規模は拡大。2人は防疫活動でも大きな成果を残し、<看護師>という職業の確立に大きく貢献したとされる。