北中米ワールドカップの予想メンバー。(C)SOCCER DIGEST

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 日本代表は、3月の英国遠征でスコットランドとイングランドにそれぞれ1−0で勝利。北中米ワールドカップに向けて弾みをつけた。

 4月7日に帰国した森保一監督は、そのW杯に向けたメンバーについて、「大体のところは決まっている」とコメント。今シリーズのスカッドをベースに、続出している怪我人の状態を見て、入れ替えをしていくことになるだろう。

 ここでは、登録メンバーが前回大会と同じ26人と仮定して、陣容を予想してみたい。

 まずGKは、正守護神の鈴木彩艶(パルマ)と、常連の大迫敬介(サンフレッチェ広島)、昨年7月のE-1選手権以降、代表に定着した早川友基(鹿島アントラーズ)の3人でほぼ間違いないだろう。
 
 DFは、渡辺剛(フェイエノールト)、谷口彰悟(シント=トロイデン)、伊藤洋輝(バイエルン)の3人は確定か。今回は怪我で選外の板倉滉(アヤックス)、鈴木淳之介(コペンハーゲン)、瀬古歩夢(ル・アーブル)も選出の可能性が高い。最後の1人は、安藤智哉(ザンクトパウリ)、高井幸大(ボルシアMG)、リハビリ中の町田浩樹(ホッフェンハイム)らの可能性もあるが、冨安健洋(アヤックス)を選んだ。

 冨安は1年9か月ぶりに招集された今回の英国遠征は怪我で辞退となった。それでも、森保監督は7日の取材で、「彼がいい状態でプレーできるのであれば、100%じゃなくても、大会期間中に100%に持っていけるという計算が立つのであれば、もちろん(招集を)考えていきたい」と話しており、以前には時間を限定したワンポイント起用も示唆していた。無論コンディション次第ではあるが、現状ではメンバーに入れる方向で考えているようだ。

 ボランチは4枚か。まず左足リスフラン靭帯断裂の怪我で手術をしたキャプテンの遠藤航は残念ながら間に合わないと判断した。ともにイングランド戦で躍動した鎌田大地(クリスタル・パレス)と佐野海舟(マインツ)は確実で、指揮官の信頼が厚い田中碧(リーズ)も入るだろう。残りは、藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)と守田英正(スポルティング)で悩んだが、この3月シリーズで招集した前者の方がメンバー入りの可能性は高いと読んだ。

 結果、一時は鉄板のダブルボランチだった遠藤と守田がともに落選という1年前には想像できなかった顔ぶれとなった。
 
 右ウイングバックはシャドーと兼用の堂安律(フランクフルト)と菅原由勢(ブレーメン)。3月シリーズで選外の望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)は厳しいか。今シリーズでシャドー起用が当たった伊東純也(ゲンク)は2列目に配した。その分、やはり菅原は必要になるだろう。

 左ウイングバックは中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)は確定的で、常連の前田大然(セルティック)も選ばれるだろう。そして、遠藤が不在ということもあり、精神的支柱としてチームを支えてきた長友佑都も5回目のW杯に出場する権利を得ると予想する。

 左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負った南野拓実(モナコ)が間に合わないと予測した2シャドーは、先ほど触れた伊東、久保建英(レアル・ソシエダ)、左ウイングバックでもプレーする三笘薫(ブライトン)は堅い。
 
 もう1枚は、鈴木唯人(フライブルク)、佐野航大(NEC)、佐藤龍之介(FC東京)、塩貝健人(ヴォルフスブルク)らの争いとなるが、デビュー戦となったスコットランド戦でアシストをマークするなど、最もアピールに成功にした21歳の塩貝が勢いを買われてサプライズ招集されるのではないか。そのスコットランド戦のように、2トップで起用できるのも強みだ。

 最後にFWは、エース格の上田綺世(フェイエノールト)は確実。スコットランド戦で先発した後藤啓介(シント=トロイデン)も入ると見る。クラブでレギュラーではない小川航基(NEC)と町野修斗(ボルシアMG)は後藤や塩貝の突き上げで苦しい立場となったが、他のポジションとの兼ね合いにはなるが、得点力のある小川は切符を掴むと予測した。

 これはあくまで現時点での予想メンバー。とくに怪我やコンディション状態によって、入れ替えがある可能性は十分にある。

文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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