ビックリするほど弱いと評判の埼玉西武ライオンズが今季初めて本拠地で迎えた週末、現地で観たらビックリするほど弱くてビックリした件。
ビックリするくらい弱かったです!
球春が到来しているプロ11球団の皆さま、こんにちは。僕も遅ればせながら我が埼玉西武ライオンズの弱さを肉眼で観測しようと、本拠地ベルーナドームに行ってまいりました。テレビやネットで見ているだけだとAIによるディープフェイクの可能性もあるかもしれませんからね!ないでしょうけどね!
プロ野球が開幕して以来、本拠地ベルーナドームで迎える最初の週末。しかし、そこに広がるのは開幕からだいぶ経ったあとのような日常感、平熱モード、閑散ぶりでした。開幕週に千葉マリンでやっているので、首都圏の多くの人にとっては「ベルーナドームよりむしろ行きやすい」「距離的にはどっこいだけどベルーナドームは行き帰りに気が滅入る」「幕張は街並みがキレイ」などといった事情もあっての閑散だったかもしれません。皆さんの開幕はすでに終わってしまっており、僕だけが「最初の週末だー」とウッキウキで来てしまったかのよう。道中は静かで、天気も悪い。
そんななか、いつものように西武山口線、通称レオライナーで西武球場前駅へ向かうと、途中で見慣れない対向車とすれ違いました。「電車なのに対向車?」と思われるかもしれませんが、この路線は線路はなく普通にタイヤで走っておりますので広義のバスと言ってもいい路線です。1車線の道路の途中にすれ違いポイントを設けているので、すれ違ったそれは紛うことなき対向車なのです。で、その見慣れない対向車はどうやら、40年ぶりにこの路線に導入された新車両LOO系(レオ系)だったようなのです!
↓これが40年ぶりの西武山口線新車両LOO系だ!
↓車両側面にはライオンズのマークも入っていますよ!
↓さらに車両の内部にはユニフォームやサインボールの展示が!
3名ほどの撮り鉄が車両に群がるのを眺めながら、「いよいよ盛り上がってまいりました!」と改札へと向かえば、駅のなかも新シーズンに向けての新しい装飾で華やかです。改札口では西口監督の立て看板が仁王立ちしているなど、記念撮影だけでも楽しい雰囲気(むしろ記念撮影だけのほうが楽しい説)。もっとも道行く人たちはその辺はあまり気にしていないようで、試合にまっしぐらという感じですが、チームが元気いい今のうちにしっかり目に焼き付けておこうと思いながら見てまわります。ほら、途中でひっぺがされるかもしれないし…。(※怒れる暴徒的なヤツで)
↓新しいハンバーガーの告知みたいな感じですが、チームの象徴です!
↓GOLD LEFTYに見せかけてCOLD LEFTYです!
↓2語句しかないのにどっちもそうならない感じがする標語!
↓どうでもいいですが、土曜の昼間にこの無人駅みたいな光景が見られるのはすごいですよね!
駅前広場は雨もあって人はまばらです。例年なら選手全員の顔写真が貼ってある駅前のボードは汎用的なお迎え看板になっていますし、例年なら選手の顔ポスターでも貼ってありそうな柱にも汎用お迎えポスターが貼ってあったりして、飾り付けも心なしかまばらな感じ。目に入るいくばくかの装飾たち。事実ではあるけれども2008年以降の掲出がなくて、もうすぐ20年が経過しそうな日本一年度を記したフラッグ。特に人が群がっていない等身大パネルのフォトスポット。だいぶ見慣れて足を止める者もなくなったライオン像。もはや意識すらされなくなった刻印レンガ。2026年の暑熱対策として堂々導入されたパラソル。そこはかとない寂しさも含めて目に焼き付けながら球場へと向かいます。
↓「日本一の年度だけ貼ろう」という意地はもう捨ててもいいかもしれないフラッグ!
↓今は開いていませんが夏になったらみんなに日陰を提供する予定の暑熱対策パラソルです!
しかし、ご安心ください。ライオンズファンは決して消滅してしまったわけではなかったのです。土産でも物色しようと公式グッズストアに向かえば、そこにはライオンズファンがごった返し、前にも後ろにも進めないほどの大にぎわいになっているではありませんか。そうか、みんな雨だからストアのなかにいたんだ!僕も嬉しくなってストアにインすれば、入口には昨年大ブームを巻き起こしたビッグチェーンネックレス…通称クソデカネックレスが早速ズラリと並んでいます。さらに今季は進化系として光るバージョンも登場しているとのこと。僕は買いませんでしたが(!)、ライオンズファンなら買うしかない逸品です!
↓クソデカネックレス買い放題です!
ひとしきりグッズをひやかしまして、いよいよ場内へ。前から「おかしいなー?」と思っていた「ファンクラブ会員としてログイン済の公式アプリでチケット出しているのに、別口でファンクラブ会員証も何故か提示させられる」という謎オペレーションが改善され、ファンクラブ会員証を出さなくてよくなったので入場は大変スムーズです。そのぶん?入場時のオマケピンバッジをくれなくなったことには「ふむー?」となりましたが、この日は注力開催日ということでノースリーブのダウンジャケットをいただきましたので、お土産としてはそれでヨシとしましょう。
場内では取り立てて目新しいものはありませんでしたが、電車の車両を活用した展示スペースで、ライオンズの栄光の歴史を振り返る展示がされていたので、そちらを見て「K」の痕跡を確認することに。いつも通り、バットだのグローブだの目立つ展示からは「K」の痕跡が排除されており、貼られた写真も絶妙に「K」が見えないものばかりでしたが、説明文には「K」の名前を確認することができてひと安心。「積極的にチョイスはしないが、全部コンプリートする機会には消すまでではない」というラインを感じることができて、よかったなと思います。
↓「K」の痕跡を確認しました!
その後は自席へと向かいまして、試合開始を待ちます。見渡せば一塁側にも三塁側にも結構ゴソッと空いているブロックがあったりして、おやおやといった感じ。なるほどプロ11球団との比較でも1試合平均の動員数は最少で、まだ本拠地で3試合しかやっていないソフバンの動員数を5試合やってるのに下回っているのですから、そりゃゲーム差も広がるわけです。
それにしても、この試合が「今季本拠地で迎える最初の週末」なわけですから、有名人のひとりくらいは呼ばれるものかと思ったのですがそれもなく、まるでド平日の試合のように淡々と試合前イベントは進んでいきます。ホントに?ホントです?これが下位球団の開幕ってヤツなのかもしれませんが、渋谷西武並みの盛り上がりのなさに、西武ホールディングスが言う「聖域なき流動化」の気配を感じずにはいられませんでしたよね。
↓この日の観衆は屋根ナシの神宮・マリンより少ない21983人だったとのことです!
↓何となく流れでプレイボール!
そして始まった試合。我が方の先発は西武の「武」を背負う男・武内夏暉さん(※「西」を背負う男を募集中です)。武内さんは初回こそ2安打を許しますが、それも牽制アウトなどで帳消しにしつつ素晴らしいピッチングを見せます。いずれの球種もキレ・制球ともに素晴らしく、外角の高低をついた投球で三振の山を築きます。終わってみれば被安打は初回の2本だけで、7回無失点10奪三振のベストピッチ。所属球団が西武でなければ夜のスポーツニューストップになっていてもおかしくはない素晴らしい投球でした。「今すぐ高橋光成のパスポートを借りてメジャーに行け!」とドラゴン桜の声で言いたくなるような本当に見事な投球でした。1点、武内さんに1点あげればこの試合は勝っていた、そう思えるほどの快投を見せてもらいました。
しかし、その1点は、ないんですなこれが。西武武内VS西武打線の行き詰まる投手戦(※息は詰まらない)は、互いに1点もあげられないままゼロ行進をつづけます。1回裏・3回裏と二度あった「無死二塁」から攻撃が始まるタイブレーク制みたいなシチュエーションでは、いずれも三塁にすら進めず無得点。武内さんの投球数が100球に迫り、そろそろ交代かと思われたラストチャンスの7回裏も先頭出て無死一塁から攻撃が始まりますが、代走送る⇒送りバント(一死二塁)⇒レフト前に安打(一死一・二塁)⇒三振(二死一・二塁)⇒外野フライ(チェンジ)で得点ならず。「代走で出た選手が、打球判断悪く、レフト前安打で二塁から動けず」という展開には、一瞬脳がバグりましたよね。パワプロでボタン押し間違えたみたいな動きでしたからね。これじゃ西武だけ4アウト制でやらしてもらっても勝てないんじゃなかろうかと思いました!
↓カナリオさんの打球速度がかなり遅かったので!
武内さんが退いて甲斐野央さんを送り込んだ8回表、「やっと別の投手が出てきたぞ」とばかりに襲い掛かる楽天打線。相手方は次々に的確にカードを切り、安打⇒代走⇒内野フライ⇒代打⇒盗塁⇒四球⇒前進守備の外野を超える2点タイムリー三塁打、で均衡を破る2点が楽天に入りました。僕はあえて獅子の心で武内さんのほうを向きながら「この球団で7回無失点10奪三振程度で勝てると思うなよ!」「勝ちたいなら9回無失点&自分でホームランしかないんだ!」「勝つために二刀流を身につけろ!」と激励しようと思ったら、本人もその域に達しているようで、何だか涙があふれてきました。がんばれー、負けんなー、チカラの限り生きてやれー。
↓ま、メジャーでは勝利数とか重視しないって話ですし!気にしない気にしない!
【西武】武内夏暉 7回0封&自己最多10K「もう一回体を万全にして、完投、完封できるように頑張ります」
- スポーツ報知 (@SportsHochi) April 4, 2026
記事はこちら▼https://t.co/TKnNxgKamS
2点という絶望的な大差をつけられた西武は、コンシードするわけにもいかないので一応の反撃を試みます。8回裏、FA新戦力として加入するも「そんなアレだよなぁ…?」という実績そのままに、「西武の投手と対戦できない」というハンデもあって打率0割台に突入した石井一成さんにとうとう代打が送られました。送られた代打もキャッチャーの古賀悠斗さんということで、打つかどうかという意味でもやりくりの意味でも微妙な感じの攻撃。今、我が方で一番期待できる打者がルーキー捕手の小島大河さんなのですから、捕手の代打は本当に代打にしかなりません。楽天は使った代打・代走を活かしてガチャガチャとメンバーを変えてやりくりしていたのに比べると、少ない手札がさらに少なく感じられます。この回の小島さんの打席が終わった段階では、帰宅を決めた人が一斉に動き出しましたが、まぁ、そうでしょうな、という感じです。
試合は最終盤を迎え、これは塩や情けではないのでしょうが、9回裏に相手守備の乱れがあって「二死一塁からセカンド後方へのポテンヒットで一塁走者生還」となったのが、この日最大の盛り上がり場面でした。まぁコレを見てから帰ったほうがよかったのか、とっとと帰ったほうがよかったのかは判断に悩むところですが、得点が入るところが見られたのは素直に嬉しかったのでヨシとしましょう。楽天スーパーポイントみたいな1点、ありがとうございます!
↓カナリオさんを「恐怖の8番」に据えた采配がハマりました!
↓サッカーなら面白そうな点差で、埼玉西武ライオンズは惜敗!

惜敗って感じでもないですが、そこは物は言いようってことで!
切り替えて、次、次、次です!
その後は試合後イベントなどに参加します。この日はグラウンド内に入って、ダイヤモンド撮影会をするとのこと。一塁・三塁ベース上で記念撮影ができるということで、楽天のタオルを掲げた観衆たちがたくさん記念撮影をしていました。僕もしっかりと三塁ベースで地団駄を踏みながら記念撮影をしまして、充実の球春到来となりました。景気のいい感想がまったくないので不安がらせてしまっているかもしれませんが、これはこれでしっかり楽しめる、いい開幕となりました。
順位表を見ますと12球団(プロ11球団+西武)で得点最少(17)、失点最多(36)、本塁打最少(2)、失策最多(7)と「秋まで球団がもつかな?」という数値が並んでいて気が滅入りますが、順位とか数字とかは気にせず、目の前の1試合をどれだけ熱く楽しくやれるかを考えて、頑張っていってもらいたいもの。強い・勝つではなく、熱い・面白いが真に求めるものですので、それが球場にあればある程度は強さや勝利やファンもついてくるでしょう。とりあえず、もう成り手がいないので監督解任はしないでいきましょうね!ホント、成り手がいないので監督解任はしないでいきましょうね!成り手がいないので監督解任はしないでいきましょうね!ね!ね!
最後に一言、成り手がいないので監督解任だけはしないでいきましょう!
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