ブルージェイズ・岡本1号!12打席目逆方向へ特大弾!日米通算250本塁打王手 指揮官「凄いスイング」
◇ア・リーグ ブルージェイズ5―2アスレチックス(2026年3月29日 トロント)
ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が29日(日本時間30日)、アスレチックス戦に「5番・三塁」で出場し、4回に右中間へメジャー初本塁打を放った。12打席目に飛び出した逆方向弾でチームの開幕3連勝に貢献。30日(同31日)には巨人時代の先輩であるロッキーズの菅野智之投手(36)とメジャーで初対戦する。
試合後のインタビュー。岡本の背後から主砲ゲレロらが氷水を浴びせる。クラブハウスではビールかけ。手荒い祝福の連続に「どっちもうれしい。日本にはない祝い方」。ナインの祝福が、何よりの喜びだった。
待望の初本塁打はメジャー12打席目に生まれた。「しっかりと捉えたのでホームランかなと思いました」。確信歩きの一発は3―0の4回、先発右腕モラレスの真ん中低めへの94・6マイル(約152キロ)直球を振り上げた。右中間席中段への飛距離420フィート(約128メートル)の特大弾。ジョン・シュナイダー監督は「凄いスイング。打球速度110マイル(約177キロ)で逆方向に運んだ」と目を丸くした。
スプリンガーは万歳ポーズを見せ、ゲレロは笑顔でベンチを飛び越えた。そんな中、日本で6年連続30本塁打以上を放ったスラッガーは、表情を変えずにベースを回ったが、ホームランセレブレーションの青いジャケットを着せられると「日本にいる時から見てた。ジャケット着るの格好いいなと。初めて着られて良かった」。ようやく笑顔がはじけた。
デビュー戦は7番で前日は4番、そしてこの日は5番に座り3試合連続安打を放った。日米通算250本塁打にも王手をかけた。この日3戦連発のホワイトソックス・村上との“アベック弾”で、ともに同249本塁打と並び、節目が迫る。その後は無安打で5回1死満塁で二ゴロ併殺打、8回の見逃し三振に「最後の2打席も初めて見る“これがシンカーか”という軌道だった。それを打ちたかった」と悔しがった。
30日(日本時間31日)からはロッキーズ3連戦で、相手の初戦先発は菅野。メジャーでの巨人対決を前に右腕は「運命を感じる」と語った。その思いは岡本も同じだ。「僕が入団した時からエース。大先輩でジャイアンツといえば菅野さんというイメージ。その方とこの舞台で対戦できる。楽しみたい」と心待ちにした。(笹田幸嗣通信員)
【岡本に聞く】
――初本塁打の心境は?
「一日一日、試合に貢献できるようにと思ってやっている。まず一本出て良かった」
――逆方向への一打。
「日々試行錯誤しながらやっている。どんどんいい打席を増やしていけたら」
――開幕前にWBCに出場した。
「一度本番を経験して、オープン戦ではない緊張感の中でできたのはいいことだった」
――初対戦の投手に対応している。
「データを見ていくが、実際に打席に立つと違うこともある。粘っていきたい」
――開幕3試合終えて。
「まだ始まったばかり。毎日毎日いい準備をして試合に入れるようにしていきたい。たくさんこれからも打てるように準備していきたい」
