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一方的な好意や執着心がエスカレートして、相手を傷つけてしまう「ストーカー行為」です。

【画像で解説】「あなたは大丈夫?」それストーカーかも...チェックリスト7項目

今月(3月)26日、東京池袋の「ポケモンセンター」で21歳の女性が元交際相手の男に殺害された事件で、過去に男はストーカー規制法違反の疑いで逮捕されていた経緯がありました。

家族や友人など、大切な人が凶悪な犯罪の被害に遭わないために。また、気づかぬうちに加害者にならないために、どういうことに注意すべきなのでしょうか?

*2025年6月9日に掲載した記事を加筆して再記載しています。

「バイト終わりに、店の前でお客さんが...」

(街頭インタビュー)
「夜道を帰っていたら、後ろをカツカツみたいな。めっちゃ走りましたけど」
「バイト終わりに、店の前でお客さんに待たれていた。忘れ物をした体(てい)で戻って店長に言った」
「結構、無言電話とかはありました。それも関係して、携帯の番号を変えた」

「つきまとい」や「待ち伏せ」「無言電話」など、相手に恐怖心を与える行為を繰り返し行う、ストーカー。1年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科される犯罪です。

全国の警察に寄せられる相談件数は、ここ数年高止まりしていて、去年は、約1万9500件となっています【画像②】。

岡山・香川でも後を絶たず、去年、岡山では222件、香川では183件の相談が寄せられました。

急増している新たな手口「車の下から紛失防止タグが...」

こうした中、急増している新たな手口が…

(岡山県警人身安全対策課 佐藤泰弘次長)
「『位置情報を知られているかもしれない』という相談に基づいて、相談者の車を確認したら、車の下からGPSの機器が出てきたことは多々あります」

GPS機器などを使って、相手の位置情報を不正に取得する行為です。このうち急増しているのは、「紛失防止タグ」【画像④】の悪用です。

「紛失防止タグ」とは、鍵や財布などに取り付け、位置情報を把握する小型の電子機器です。

ほかのGPS機器と異なり、現在の法律では「他人の所持品への取り付け」が規制されていません。

(岡山県警人身安全対策課 佐藤泰弘次長)
「たとえば『きのう○○の飲食店に行ってたよね』とか、『今○○のスーパーにいる?』とか。タイムリーに相談者の方の位置を把握されている、というケースも実際にあります」

相手に執拗に連絡をしたり、「監視している」と告げたりして精神的な苦痛を与えるケースが多いといいます。捜査にあたる岡山県警の職員は、日頃からの注意を呼び掛けます。

(岡山県警人身安全対策課 佐藤泰弘次長)
「車のバンパーの裏やボンネットの下など【画像⑤】、位置情報が分かる機器を忍ばされることが実際にあります。普段から自分の車の周囲を確認するというのも予防につながるかと思います」

「自分一人での自己防衛には限界があります。基本的には110番通報していただくのが一番いいと思います」

「加害者にならないため」の7つのチェック項目

一方で、川崎医療福祉大学の進藤教授は、重大な犯罪を防ぐには「加害者側への啓発」も必要だと指摘します。

(川崎医療福祉大学 医療福祉学部 進藤貴子教授)
「加害者は、周りの声が耳に入らない。自分の思いだけなので『これが法に触れることである』とか『ストーカーである』ということの気付きができない」

「加害者自身にストーカーをしているという自覚がない」ケースもあるというのです。気づかぬうちに加害者にならないために、進藤教授は岡山県警などが公開している7つのチェック項目【画像⑦】を、活用してほしいと話します。

例えば・・・
・別れた恋人が気になって、いつもブログなどで行動を確認している
・1日に何度も元彼・元彼女にメールや電話をしてしまう
などの項目があります(全ての項目は【画像⑦】を参照)。

ひとつでも当てはまる場合には、一度「冷静」になってほしいと呼びかけています。

(川崎医療福祉大学 医療福祉学部 進藤貴子教授)
「周りの人も気持ちを強く持って『そこはやめておけ』と。『君には軽蔑されるようなことは、してほしくない』と言ってくれる、周りの人の関係性が大切かなと思います」

重大な犯罪を防ぐために…被害者側にも加害者側にも対策が必要と言えそうです。

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