【櫛田 泉】《相葉雅紀の震える声》に会場中の嵐ファンが大号泣…「明るい曲なのに涙がとまらない」札幌ラストツアー参加者が初めて経験した「切なすぎる熱狂」

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ラストツアーと宿泊費の高騰

日本を代表する5人組男性アイドルグループ・のラストツアーがついに幕を開けた。

『ARASHI LIVE TOUR 2026 "We are ARASHI"』の始まりを飾ったのが、2026年3月13日から15日までの3日間開催された大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)公演だ。全国5大ドームで15公演を行う本ツアーは、5月31日に東京ドームで千秋楽を迎える。

昨年11月のツアー日程の発表時には、札幌公演の初日が3月12日に実施される北海道大学の後期日程の入試日の翌日となっていたことから、SNS上では「受験生がホテルや航空券の予約を取りづらくなるのでは?」と心配の声があふれていた。

ただ、北大生協や周辺ホテルの対応もあり、後期日程入試は大きな混乱なく終了したようだ。

一方、のライブ参加者が苦しんだのが宿泊先の確保や宿泊費の高騰だ。北海道大学の受験生と入れ替わるような形で、3月12日の夜から札幌には全国からファンが集結。その人数は3日間で延べ15万人と言われている。

大手予約サイトを確認したところ、直近まで1泊2万円程度だった札幌市内のビジネスホテルは、翌13日から14日にかけて1泊3〜5万円程度にまで高騰。札幌では、こうした大規模なライブが開催されるたびにホテルの宿泊費高騰やキャパシティ不足が問題となっている。

札幌を訪れたファンのラストツアーにかける想いや、ファンが感動したのメンバーのステージ上の言動に加え、イベント開催時の札幌のキャパシティ不足の実態を取材した。

「ショックで1ヶ月も寝込んだ」

3月12日の夜に話を聞いた、東京都北区の30代会社員の女性は「のことはデビュー当時からずっと好きでした。5人での活動を終えるという現実をまだ受け止めきれていません」とショックを隠せない様子だ。

「活動休止が発表された時はショックで会社を1ヵ月も休み、部屋の中で一日中泣いていました。本当は5月31日の千秋楽を第1希望にしていたんです。でも当選したのが札幌でよかったかもしれません。

もし、第一希望に当選していたら、ライブが終わった後に悲しくておかしくなっていたかもしれないので……。家族や会社の上司からもその可能性を心配されていました」

ライブ当日となる3月13日のファンの行動は早く、すでに午前中から札幌ドームに向かう女性たちの姿が目立ち始めていた。とりわけ目を引いたのが「We are ARASHI」とプリントされたパッチワーク柄のツアーバッグを手にした女性たちだ。

遠目にも一目でファンと分かるそのバッグを持った女性たちの存在がすでにライブの熱気をにじませていた。

なお、女性たちが持っているツアーバックには複数の種類があり、ファンの方によるとどのバッグを持っているかでファンとしての活動歴が分かるという。

札幌ドーム周辺の熱気

筆者が札幌ドーム最寄りの福住駅に到着したのは午後の時間帯だった。すでにカフェなどの周辺の飲食店はライブの開場時間を待つファンで混雑していた。

この日の開場時間は16時で、開演時間は18時。アンコールを含めればライブ終了は21時半頃になるという。

パッチワーク柄のライブバッグを手にした女性客ばかりのカフェで、筆者の隣に座っていた福岡県北九州市の40代保育士の女性にも話を聞くことができた。

「第1希望と第2希望の福岡は落選してしまったんですが、第3希望の札幌が当選したので北海道にやってきました。櫻井君のファンです。彼がまだジュニアだった中学生の頃から追いかけていて、青春時代のすべてをに捧げてきました。の活動終了はファンの私にとっても、大きな区切りになると思います。これを機に私もそろそろ大人になろうかなと」

16時の開場が近づく頃には、地下鉄福住駅から札幌ドームに向かう道や会場周辺は、ファンであふれかえっていた。ほどなくして開場の時間を迎え、ライブが終了したのは21時30分頃だった。

群馬県高崎市の30代パート従業員の女性は、初日のライブの様子を次のように語ってくれた。

相葉雅紀が震える声で…

「会場は今まで経験したことがないくらいのものすごい熱気でした。開演の5分前からみんなで立ち上がってのコールが始まり、オープニング映像が流れ出す頃にはすすり泣いている子も多かった。

『5人のが帰ってきました!』とメンバーが登場した瞬間、私も大号泣しました」

また、東京都在住のつなぎ。さん(Xアカウント:@___TSUNAGl)は、印象に残ったメンバーの言葉があるという。

「一番忘れられないのは相場さんの言葉です。『としてデビューして、今日まで僕のすべてでした。でよかった!が本当に大好きです!』と相場さんが声を震わせ、こぼれ落ちそうな涙を堪えながら話をする姿を見て、会場のみんなも泣いていました。

今回のライブはこれまでとは大きく違ったといいますか。明るく前向きな曲を聴くたびに胸が締め付けられる思いで泣いてしまって……。これで最後になるんだという現実と、でも最後になって欲しくないという思いの狭間で、感情の整理がつかなくなったんだと思います」

つづく記事の札幌ラストツアーでホテル難民が大量発生したワケ…「友人の分も予約」「とりあえず予約」で普通のホテルが1泊20万円に〉では、アイドルライブのたびに足りないと指摘される、札幌のホテルのキャパシティ問題に迫る。

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