WBC独占配信のNetflixとは 創業時はDVDレンタル会社
WBCでは侍ジャパンがベネズエラに敗れ、準々決勝で敗退した。今大会は日本ではNetflix(以下、ネトフリ)が独占配信。地上波テレビでは放送されなかった状況に賛否両論が出たが、そもそもどんな企業なのだろうか。
2025年の動画配信サービスの国内市場シェアで、ネトフリは1位(27.1%)。2位がU―NEXT(17.1%)、3位がPrime Video(12.1%)と続き、ネトフリの1位は7年連続だった。世界では190カ国以上で視聴可能で、会員数は昨年末時点で3億2500万人を突破。今年3月中旬時点の時価総額は約60兆円超という世界的大企業。ちなみに日本企業1位のトヨタの時価総額は3月13日時点で約53.2兆円だ。
創業時はDVDレンタル業だったという。
「創業者2人のうちの1人がDVDの返却を忘れ、延滞金を請求された際、返却期限などの制約がないDVDレンタルサービスを作ろうとしたのがきっかけ。そこで始めたのが返却期限なし、毎月定額でレンタル枚数制限なし、郵送のため店舗に行く必要なしというサービス。これが当たって2009年には年間9億枚のDVDを配送したといいます」(エンタメ誌ライター)
2007年から動画配信も開始しており、これは郵送できるDVDの数には限界があるので動画配信で事業拡大を狙ったもの。もともとあった「毎月定額で借り放題」を土台に世界初の動画サブスクという仕組みが誕生した。
2012年にオリジナル作品の制作に着手。2013年にオリジナルドラマシリーズ「ハウス・オブ・カード」がアメリカで大ヒット。世界各国でその国に合わせたオリジナル作品を制作しヒットを連発。日本でも「全裸監督」(2019)「今際の国のアリス」(2020)「サンクチュアリ‐聖域」(2023)「地面師たち」(2024)などがヒットした。
では今後のネトフリはどんな方向に進むのか。
「テレビがやっているコンテンツ『バラエティー』『スポーツ』などを取り込んでいき、高齢者層も引き込んでいく意向だとか。WBCの独占配信がその最たる例でしょう。またサブスク加入者はいずれ天井を打つので、今後は映像に加えてグッズやゲーム、テーマパークに手を広げて多角的な収益化を目指しているともいわれます」(同)
いずれディズニーのような総合エンターテインメント企業となり、ネトフリのテーマパークもできるかもしれない。
