仲間と甲子園へ

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ノーシードながら九州大会でベスト4に進み甲子園の切符を掴み取った熊本工業。9年ぶりのセンバツへ。その裏にあったのがキャプテンとエースの「絆」でした。

名門・熊本工業、9年ぶりに春のセンバツへ。

■井藤啓稀選手
「甲子園で活躍する目標だけをイメージして練習した」

4番を任され、主軸としてもチームを引っ張るのがキャプテンの井藤啓稀選手。しかし秋の九州大会ではヒットが出ず不振に陥ります。

■井藤啓稀選手
「自分の中ではチェックポイントを作るっていうのを目標にしていて、こうすればもう大丈夫っていう自分の中でのお守りというか、そういうのを作るような練習をしました」

この日はバッティング中心の練習。球速の設定は。

■部員
「(設定は)140なんですけど、上がって150近くにはなっていると思います」

ひたすら速球を打ちます。すると150キロもお構いなしでヒット性の当たりを連発!ひと冬を越え、パワーアップしました。

そして、エースとして期待されるのが堤大輔選手です。去年夏の熊本大会では内野手でしたが、秋から元々経験があった投手に再転向。秋の九州大会では最速138キロのストレートを軸に安定した投球を見せました。そんな堤選手。実は井藤選手と大の仲良しなんです。

■堤大輔選手
「キャッチボールも一緒にして、グラウンド出たら親友みたいな感じで、常に一緒にいます」

2人が出会ったのは中学2年。福岡出身の堤選手と熊本出身の井藤選手は九州選抜でチームメイトとなり、意気投合したといいます。「一緒に甲子園を目指したい」その思いで一緒に熊本工業へ進むことを決め、再び同じチームになりました。

■堤大輔選手
「井藤は最初福大大濠に行くって言ってたんですけど、熊工で甲子園を目指すと言って、自分は嬉しいです」
■井藤啓稀選手
「本当にすごいメンバーだったので。やっぱりそういうメンバーと一緒にやりたいという思いもありました。」

そんな2人が引っ張っていく熊本工業の今年の特徴…それは束になって戦う「チーム力」です。

■井藤啓稀選手
「やっぱり先輩関係なくいろんなことを言ってくれるので、そういうので後輩たちも自分も負けずと言ってくるというか、全員が言い合えて本当にいい雰囲気だと思います。」

中学時代から紡いできたキャプテンとエースの絆。そして抜群のチームワーク。堤選手は、この仲間たちと甲子園に立てる事に喜びをかみしめています。

■堤大輔選手
「2年生全員が仲良いので2年生で、2年生全員が甲子園に行けるっていうのはすごく嬉しいことなので、それはすごく最高です」

そして6日には対戦相手が決定。注目の初戦は、春夏通算9回の優勝を誇る全国屈指の強豪・大阪桐蔭!くじを引いた井藤選手に、チームメイトは。

■井藤啓稀選手
「やったなと(言われた)。まさか多分大阪桐蔭を引き当ててくるとは誰も思ってなかったと思うので、いい意味でもありますし、みんなやるぞっていう気持ちになっています」

横綱に怖じ気づく事なく、闘志を燃やす選手たち。その選抜高校野球の開幕は3月19日。熊本工業は初の頂点を目指します!
熊本工業は13日、甲子園へ向け出発しました。初戦は大会6日目。順調に進めば24日です。