杉尾秀哉氏の公式Xより

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立憲民主党の杉尾秀哉参院議員が3日にX(旧Twitter)を更新。同日の衆院予算委員会で中央公聴会の日程を自民党と日本維新の会の賛成多数で議決したことについて、メディアが批判しないことに苦言を呈した。

中央公聴会は2026年度予算案の採決の前提となるもので、10日に行うことで議決された。野党側は「質疑時間が不十分」と反対しており、毎日新聞はこれを「“数の力”で野党を押し切る」と報じた。

杉尾議員は同日にXでこの記事を引用し、「これが日本の議会制民主主義の危機であることをなぜメディアはもっと批判しなのか」と批判的に報じないことについて疑問を呈し、「客観報道している場合ではないだろう」と苦言。

続けて杉尾議員は「これでも野党は『批判ばかり』で、政権の『足を引っ張っている』とでも言うのか?」と立憲民主党などに寄せられている批判に言及しつつ皮肉をつづった。

また、同党の石垣のりこ参院議員は4日に杉尾議員のポストを引用し、「中立である=事実を淡々と書くこと、という認識なのか」と同様に、与党批判しないメディアを批判した。

さらに報道について、「定型ワードで枠にはめた経過報告に終始せず、どのような問題が生じるうるのかまで踏み込んでこそ読み手にも伝わるし、報道が権力監視として機能します」と指摘。

一方で、「国会担当の若手記者と話していると、忖度以前に後進指導も少なく人手不足で、自信をもって踏み込んだ記事を書けないのではないか、と思うこともしばしばです」(原文ママ)と懸念もつづっていた。

一連のポストに「新聞社の編集権への政治圧力」「偏向報道しろとでも言いたいのか?」「メディアが中立だと問題視する政治家がいる国は怖いよな」「権力者が言論弾圧するなよ」「メディアは客観報道するのが当然」という疑問の声が集まっていた。

衆院解散時、野党側は「予算の年度内成立が遅れることにより、国民生活がないがしろにされる」という批判を展開していたが、今回の中央公聴会の日程決定はあくまで年度内成立を目指す高市首相の姿勢が見えた形。

野党側の反対と中央公聴会の日程の早急な決定への批判との矛盾も見えるため、より立憲民主党議員には批判が集まってしまったようだ。