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日本では猫型ロボットがお皿を運んでくれますが、アメリカではAIが従業員の接客をチェックするんですって。

AIが人間をコーチングする時代がやってきたんですねぇ……。

「パティ」はヘッドセットの中に住む監視者

バーガーキングが新たに導入するAI管理プラットフォーム「BK Assistant」は、店舗のすべてを監視します。在庫切れやトイレの汚れ、マシンの故障……それだけなら有能な助手です。

しかし、ちょっとだけディストピアチックなのはここから。「BK Assistant」には「Patty(パティ)」と呼ばれる音声AIも搭載されています。このパティ、従業員が装着するクラウド接続型ヘッドセットに常駐し、接客をスコアリングするんです。

米バーガーキングのトム・カーティス社長は、これを「リアルタイムデータを活用してチームメンバーの生活を向上させるアシスタント」と表現していますが、その実態はなかなかシビアです。

常にリスニングして「フレンドリー・スコア」を算出

このシステム、実は接客中の会話を常にリスニングしています。

パティは、「バーガーキングへようこそ」「お願いします(Please)」「ありがとうございます(Thank you)」といったフレーズを認識し、店舗やシフトごとの「フレンドリー・スコア」を算出します。

マネージャーはいつでもパティに「今のシフトのフレンドリー・スコアは?」と尋ねることができるのだとか。

会社側は「これはあくまでコーチングツールだ」と説明していますが、常に耳元にAmazonのAlexaがいて、自分の愛想の良さを上司に報告し続けているような状況です(めっちゃ働きづらそう……)。

事務作業は超有能だけど……

もちろん、パティはただの監視役ではありません。デモンストレーションでは、その多才ぶりも披露されました。ソーダマシンのソーダが減ったら通知する在庫検知や、シェイクマシンに不具合が発生したら即座にデリバリーアプリや店頭のメニューから該当商品を削除するメンテナンスもしてくれます。

あとは、複雑なメニューの作り方を教えてくれる調理補助もお手のもの。そういった部分においては、まさに「完璧なマネージャー」ですし、同時に「客単価アップの目標まであと1件ですよ! 」などと背中を押してくる存在でもあるんです。

実は、ファストフード業界のAI導入はこれが初めてではありません。マクドナルドやタコベルもドライブスルーの自動注文にAIを導入してきたんです。でも結果は散々。

特にタコベルでは、客がAIをからかって「水を18,000杯ください」と注文して遊ぶ事態が続出し、AI戦略からの撤退を余儀なくされました。

勝手に追加オーダーなど、ミス連発。米マクドナルドのAIドライブスルーで

今回のバーガーキングの試みは、客ではなく「従業員」にAIの矛先を向けています。2026年現在、このシステムはすでに500店舗で稼働中。年内には全米7,000店舗に拡大する予定です。パティによって、バーガーキングの接客は変わるのでしょうか。

Source: The Verge

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