家がきれいな人がやっている「文具の収納ルール」3つ。自然に片付きストレスが減る:2026年1月トップ10
ESSEonlineで2026年1月に公開された記事のなかから、ランキングTOP10入りした記事のひとつを紹介します。
家を建てるときや新居に引っ越す際、「文具」の収納場所まで考える人は少ないかもしれません。しかし、家づくりの段階で文具の収納場所を「なんとなく決めておいた」ことが、そのあと大変役に立ったと語るのは、整理収納アドバイザー1級で住宅収納スペシャリストの資格をもつ武井優音さん。今回、家づくりの際に、文具の収納について決めておくメリットと収納のコツについて、詳しく教えてもらいました。
※ 記事の初出は2026年1月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。

「文具収納の定位置」を決めておいてよかった
わが家は、筆者、夫と長男(11歳)、二男(9歳)の4人暮らし。4年前にハウスメーカーで2階建ての注文住宅を建てました。1階にはLDKと隣に趣味室、玄関、トイレ。そして2階には、浴室、洗面所、ランドリールーム、ウォークインクローゼット、子ども部屋、寝室、トイレがあります。

家を建てるときや、新しい家に引っ越すとき、文具の収納場所まで考えていますか? ペンやハサミ、ノートなどの文具は日常的によく使うものですが、収納の観点では、意外とあと回しにされがち。
筆者はズボラな性格なので、家づくりの設計段階から「文具収納の定位置」を決めることにこだわりました。使う人・使う場所・使う頻度を意識した文具スペースをつくっておけば、家族みんなが自然に使いやすい仕組みにつながるはず、と考えたからです。
今回は、わが家で実際にうまくいっている「文具収納のルール」を紹介します。
家づくり段階で「文具の定位置」にこだわったワケ

リビング学習や買い物メモ、学校の提出物の記入など、文具はダイニングやリビングまわりで使うことが多いもの。ワークスペースがある家庭では、そこに文具を置いている場合も多いかもしれません。
一方で、「家のあちこちに文具が散らばってしまう」という声を、収納の相談現場でもよく耳にします。子どもの学用品はストックが必要だったり、封筒やシール、カラーペンなど形や大きさもさまざま。文具は意外と種類も、数も多いアイテムです。
そこでわが家では、家づくりの段階から「文具専用のスペースを動線のよい場所につくる」ことを意識。大人も子どもも、ペンやハサミを使う場面が多いのはダイニングテーブル。そこから逆算して考えた結果、自然と収納場所が決まりました。

使用頻度の高い文具は、キッチン横の引き出しに収納。ワークスペースの一部でもあり、仕事中もストック品がすぐ手に取れて便利です。また、ダイニングテーブルから4歩でアクセスでき、家族共有の文具をしまう場所としてベストでした。
生活する上で意外と出番の多い文具だからこそ、家の設計段階で「なんとなく」でも場所を決めておいたことで、1か所にまとめて収納できました。引っ越し後に文具類を「どこに置こう?」と迷わずにすんだのも、手間が省けてよかったです。

収納は、設計士さんに可動棚を設けてもらい、あとから引き出し式の収納ケースを組み合わせました。可動式なので、いちばん背が低い子どもの目線に合わせた位置へ変えることができます。
ケース選びには少し苦労しましたが、引き出しの数や深さを柔軟に選べるため、細かい文具をしまうには、結果的にこの方法でよかったと感じています。
家族全員ストレスなく使える「文具収納」のコツ

わが家では、文具を使う目的と使用頻度に合わせて、次の3つに分類しています。
●1:使用頻度が高いものは取りやすい場所に
上の写真のピンクで囲んだ部分は、ハサミやペン、テープなど、日常的によく使う「一軍」。子どもも含め、家族みんなが使いやすい高さと場所に収納しています。
●2:ストックは「家族共通用」と「子ども用」でわける
同じく上の写真の緑色で囲んだ部分は、よく使う文具の買いおき分。家族共通用と子ども用にわけ、1か所にまとめて管理。 引き出しごとにジャンル分けしているため、補充もスムーズです。
●3:出番の少ないものは取りづらい場所でOK

フォーマルな場面で使う便せんや封筒、小分け袋、切手シールなどの使用頻度が低い「2軍」は、足元の少し手が届きにくい場所に収納しています(写真の青色で囲んだ部分)。
このように「使う目的」と「使用頻度」でわけておくと、収納スペースが限られていて、1か所にすべてが収まらなかったとしても、使用頻度が高いものを優先的に“使い勝手のよい場所”に収めていくことができます。
“動線と収納位置”を整えたら、自然と片付くように

文具は使ったあと、できれば出した人に片付けまでしてほしいですよね。そのためのポイントは、使う場所のすぐ近くに収納があること。
わが家では、ダイニングテーブルやワークスペースのすぐそばに文具収納を設けたことで、家族が自然と片付けてくれるようになりました。わざわざ別の部屋に取りに行く必要がなく、手が届きやすい場所にあれば、片付けは「苦労」ではなくなります。

さらに、引き出しのなかを仕切ったり、ラベルをはって分類することで、「どこに戻せばいいか」がひと目でわかるようにしています。
たとえば上の写真の場合、使用中のペンとストック品がはっきりわかるようにしています。ペンはとくに新品なのかそうじゃないのかわからなくなりがちなアイテムですよね。
子どもも夫も、自分で準備し、自分で戻す習慣が身につき、筆者の負担もぐっと減りました。この積み重ねが、子どもの“自立”につながっているのではと感じています。
快適な暮らしは意識してつくれる

文具は生活に欠かせないものですが、形や用途がバラバラで、意外と散らかりやすいアイテム。だからこそ、間取りを決める設計段階で、動線のよい場所に「文具収納スペース」を確保しておくことが、家族みんなの「暮らしの快適さ」につながります。
家族が自然に片付けられて、自分のストレスも減る。そんな収納と動線を、これから家づくりをされる方の参考にしていただけたらうれしいです。
