YouTubeチャンネル「黒字社長の絶対つぶれない経営学」が、「どれだけ儲かってるように見えても、失敗してしまう理由を1万社見てきた経験から徹底解説します!」と題した動画を公開。世間では好調と見なされているワークマンが2期連続で減益となっている事実を挙げ、その原因を「ターゲットの選定ミス」だと分析した。

動画の冒頭、チャンネルを運営する市ノ澤翔氏は、絶好調と報じられてきたワークマンが「実は2期連続で減益」という状況にあると指摘。その最も大きな理由として「ターゲットの選定ミス」を挙げた。元々、ワークマンは職人向けの作業着や道具を扱う専門店だったが、近年では一般層に客層を拡大。特に2020年には「ワークマン女子」がブームとなり、女性やファミリー層も来店するようになった。

市ノ澤氏はこの客層拡大について、本来のメインターゲットであった職人たちが「店に行きづらくなる」という副作用を生んだ可能性を指摘する。一般客が増えたことで、既存のコアな顧客が「ミーハーだと思われるのは嫌だ」と感じ、店舗から足が遠のいているのではないかと分析した。ワークマン側もこの状況を認識しているのか、「ワークマン女子」や職人向けの「ワークマンプロ」といったブランドの細分化戦略を進めているが、ターゲットが定まりきっていない店舗もまだ多いという。

また、市ノ澤氏は売上は伸びているのに利益が減少する「増収減益」の状態は、経営者にとって「良くない状態」だと警鐘を鳴らす。これは、店舗拡大などの先行投資に利益の伸びが追いついていないことを示唆しており、特に財務基盤の弱い中小企業にとっては危険な兆候であると説明した。市ノ澤氏は、企業の成長には財務戦略が不可欠であり、「財務・資金繰りを見ずに拡大すると資金繰りが悪化し危険」と強調。今回のワークマンの事例を教訓に、経営者は数字を正しく見て、身の丈に合った成長を目指すべきだと締めくくった。

チャンネル情報

中小企業の財務の強化や業績アップを支援し、会社に潤沢に資金が残る強く潰れない会社へと成長させる手法を確立し、多くの中小企業をサポートしている。【著書】頭がいい社長は“会社のお金”のココしか見ない 90日で手残りを増やす「武器としての簿記」??お仕事の依頼はこちらfree@libertad.fun