【防カメ映像】未明の緊縛強盗で周辺防犯カメラに逃走したとみられる男らの姿…専門家の見方は?(静岡・長泉町)
(記者)
「事件があったのが、こちらからおよそ100メートル離れた現場になります」
22日未明、静岡・長泉町の住宅に複数の男が押し入り、高齢の夫婦を縛ったうえ現金約1000万円を奪い逃走した事件。
その犯行時間の直前午前1時前に撮影された現場付近の防犯カメラの映像には…。
歩道から道路上をゆっくりと歩く人物。逃走中の男とみられます。しばらくウロウロした後、見えなくなると…、別の人物も同じように道路上へ。さらに、今度は勢いよく走る人物の姿が。
それから約5分後、パトカーが到着。車から出てきた警察官でしょうか。辺りの様子を伺っていると2台目のパトカーが駆け付けました。
強盗事件があったのは、JR三島駅から車で10分の長泉町納米里の店舗兼住宅。発覚したのは、この家に住む男性からの通報でした。
(通報内容)
『強盗被害にあった「早く金を出せ」と言われた』
警察によりますと、この家に住む80代の夫婦が2階の寝室で寝ていたところ男3人が突然押し入り、夫婦は男らに口や手首をテープで縛られ金を出すように脅されたのです。
男らが家の中を物色している間に、男性は自力でテープを解き警察に通報。男らは現金約1000万円を奪い、逃走したということです。男性と妻にけがはありませんでした。
近所に住む人は…。
(近隣住民)
「怖いですよね。割と高齢の方が多いので若い方が少ないから不安ではありますよね。ご夫婦もすごく心配ですし、周りの方も動揺されているんじゃないですか。ドキドキしています」
Q.異変を感じたとかは?
「いや全くなくて、夜中1時ぐらいに起きたんですけど、そんときも何も音も感じなくて、そのまま寝ちゃったんです」
近所の人が異変を感じなかったという未明の犯行。男らの侵入経路はわかっていません。そんな中、朝から鑑識が調べていたのは…。
(記者)
「犯人たちはあちらから侵入したのでしょうか、開いた窓にはシートが掛けられています」
よくみると窓ガラスは割れていません。
さらに、犯人らが入った方法のシミュレーションでしょうか。捜査員らが窓から入れるかどうかを確かめているような姿も。男らはこの窓から侵入したのでしょうか。
閑静な住宅街で起きた強盗事件。犯行の手口から考えられる犯人像について、警察庁のOBで兵庫県警の刑事部長なども歴任した棚瀬誠氏は…。
(元警察庁 警視長 棚瀬 誠 氏)
「まず、この場所にたまたま1000万があることを、たまたま知っていたのではなく、事前に知っていて、この犯行場所をターゲットにして、さてどうやって侵入する、どうやって逃げるというのを考えていたと思う」
夫婦にターゲットを定めたうえで、近くの県道や高速道路などの逃走経路も事前に調べていた可能性が高いといいます。
また、犯行が行われた午前1時前という時間帯については。
(元警察庁 警視長 棚瀬 誠 氏)
「被害者2人が高齢だと考えると、この時間にはおそらくもう就寝されてた時間なんじゃないかなと思う。深夜この時間が最も静かで犯行しやすく、かつ逃げやすいということを考えていたんだと思います」
夫婦2人は就寝中に侵入してきた男らに手や口をテープで縛られましたが、夫はすきを見て縛られていたテープをほどき警察に通報しました。
ここからも見える犯人像は…。
(元警察庁 警視長 棚瀬 誠 氏)
「緊縛用のテープなどを事前に準備しているという点では計画性が垣間見えますし、防犯カメラの映像を見ても、車を利用した計画性のある犯行だというのがわかる一方で、緊縛の方法、すなわち被害者の男性が容易に緊縛を解いて警察に通報できるという点では、緊縛の仕方のずさんさというか、素人感も一方であり、計画性と素人感、両方ある印象」
警察によりますと、逃げた男らの年齢は20代~30代ほどとみられています。また、首都圏などで連続発生した「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆる「トクリュウ」との関係については。
(元警察庁 警視長 棚瀬 誠 氏)
「“トクリュウ型”のいわば組織犯罪なのかといった点はまだわからないと思います。家屋に入った犯人は3人はいるはずで、車が乗り付けてきているので、運転手を入れると少なくとも4人いるんだろうと推定は働くので、4人の共犯グループの犯罪であることは明らかです」
また、普段からの防犯対策としては、「人感センサー」や「防犯カメラ」の設置を検討してほしいと話しています。
