2025年度グッドデザイン金賞・経済産業大臣賞に「Sigma BF」 ベスト100に「EOS R1」も
Sigma BF(シルバー)
2025年度「グッドデザイン賞」の結果が10月15日(水)に発表された。株式会社シグマの「Sigma BF」がグッドデザイン金賞および経済産業大臣賞を受賞した。
公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」は、優れたデザインのものごとに贈られる賞。応募制で審査料も生じる。受賞したデザインのプロダクトにはGマークを付けられる。
グッドデザイン賞金賞・経済産業大臣賞
Sigma BF(株式会社シグマ)
Sigma BF(ブラック)
2025年4月に発売された「Sigma BF」は、アルミ削り出しのユニボディに35mmフルサイズのイメージセンサーを搭載したミラーレスカメラ。交換レンズ用にLマウントを採用する。最低限の要素のみを残したデザインや、それを実現したUI設計などで話題を呼んだ。
グッドデザイン金賞はグッドデザイン・ベスト100からさらに選出され、今年度は19件が選ばれた。カメラ関連では「Sigma BF」が唯一の受賞。さらに金賞の中から、経済発展への寄与を考慮し選ばれるのが経済産業大臣賞だ。今年度の経済産業大臣賞は、「Sigma BF」を含め3件に限られている。
審査委員は「Sigma BF」について、斬新さに加え純粋な美しさもあると評価。ブランドの本質も良く現れたデザインとしている。
もし現代に「デジタルカメラ」という製品がなく、「写真を撮る」という技術のみが存在していたら、そのための道具はこの「Sigma BF」のような姿になっていたかもしれない。iPodやiPhoneを初めて目にしたときの衝撃に通じる新しさと、目的に純粋に従う美しさを備えている。Sigmaというブランドの本質もよく表れており、レンズを核に据えた発想がカメラボディを徹底的に研ぎ澄まし、その純度をいっそう際立たせている。久しく味わっていなかった、プロダクトデザインで心が躍る感覚を呼び起こす一台である。
審査委員による評価コメント
グッドデザイン・ベスト100
EOS R1(キヤノン株式会社)
EOS R1
グッドデザイン・ベスト100には、キヤノン株式会社の「EOS R1」も選ばれた。EOSのアイデンティティを受け継ぎながらも現代的なニーズにも応えるデザイン、新しいグリップパターン、適切なボタン配置などが評価として挙がってる。
キヤノンのフラッグシップモデルである本製品は、まさに歴史と伝統ある同社が積み重ねてきたノウハウが結晶化したような形である。本機をはじめRシリーズ全体に統一採用される“撫で肩”の新デザインランゲージは、その稜線の美しさが際立つ。過去の同社のカメラが表現してきた独創的なアイデンティティを継承しながらも、現代的なニーズに応えるデザインに見事にシフトさせている。グリップパターンの更新は非常に特徴的な部分であり、デザイン的なフレッシュさを感じさせながら、ホールド感の向上にも寄与している。指が届く位置にこれ以上ないほど適切に配置されたボタンからも、同社がカメラとどのように向き合い続けてきたのか、その歴史が垣間見えるほど秀逸である。
審査委員による評価コメント
