TWICE 公式YouTubeチャンネルより

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 「私たち(TWICE)は面白い気がする」と語る最年長のNAYEONに、リーダーのJIHYOがこう返す。「なんで面白いかわかる? 私たちだけで笑ってるからよ(笑)」と。

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 10月20日にデビュー9周年を迎えたTWICE。国も年齢も、そして一人ひとりの性格も違う9人が、誰ひとり欠けることなくここまで走り抜けてきた。そんな彼女たちの揺るがない絆を再確認することができる映像『TWICE REALITY "TIME TO TWICE" TDOONG POCHA』(トゥドゥンポチャ)は、今こそ多くの人に観てもらいたい傑作だ。

 10月11日、18日、25日と3週にわたってグループの公式YouTubeチャンネルにて公開された『トゥドゥンポチャ』動画(エピソード1~3)。“ポチャ”とは韓国語で「飲み屋の屋台」のこと。動画ではオリジナルのポチャで9周年をお祝いするべく、9人が自ら買い出しに料理、そして飾りつけと、準備するところから奮闘する様子が収められている。

 もちろん、買い出しだってTWICEは一筋縄にはいかない。予算を獲得するためにゲームをするチームと、そのお金でやりくりをして上手に買い物をしなければならないチームとに分かれる。すると、すぐに9人それぞれのキャラクターが浮き彫りに。

 たとえば、ゲームチームのみんなでうずらの卵を剥くミッション中、黙々と取り組む真面目なJEONGYEONと、我慢できずにつまみ食いをしてしまうムードメーカーなJIHYOという対比からも、TWICEがいかに個性豊かなグループかが見えてくる。そうして獲得した予算で買い出しをしてきた買い物チームが帰ってくると、今度はゲームチーム全員が絶句することに。なぜなら、買い物袋から出てくるのはお菓子やミールキットといった予想外のものばかりだったからだ。

 たまらずNAYEONが「(行く前に話していた)おでんはあるの?」と問うと、「ない」とCHAEYOUNGが無邪気にハッキリ伝える。そんな取り繕ったりしないところもまた彼女たちらしくて微笑ましい。ともすれば、ピリッとしてもおかしくないシチュエーションであっても、彼女たちは臆することなく言いたいことを言い合って、さっぱりとしているのが見ていて気持ちいいのだ。

 最近ではグループ活動に加えて、ユニットやソロでの活躍で大忙しな9人。全員が集まることそのものが久しぶりということもあり、準備を終えて席につくとハイテンションで乾杯を繰り返す。お酒に弱いMINAは、ウイスキーの香りがする程度のハイボールで、あっという間にできあがってポヤポヤした表情に。さらにMOMOも早々に眠そうな表情を浮かべて「私、もう家に帰らなきゃいけないかも」とポツリ。

 それでも、メンバーから「MISAMO(MINA、SANA、MOMOによるユニット)のダンスが見たい」とリクエストされると、3人でキレのあるダンスを踊ってみせるサービスマインドには脱帽だ。また、そのノリにつられて、今年9月にソロデビューしたばかりのTZUYUもソロ曲を披露することに。すると、恥ずかしがるTZUYUの横でJEONGYEONが強火のファンというテンションで一緒に踊ってあげるところも、さすがの面倒見の良さだ。

 食べて、飲んで、踊って、はしゃいで……そして彼女たちは本当によく笑う。そして撮影としてのポチャが終わっても、9人の宴は続くのだった。スタッフが去り、さらに本音モードに入ったSANAは、いつも優等生的な立ち振舞いをしているDAHYUNが「心配だ」と語り出す。そんなSANAの肩に頭を乗せるDAHYUN。すかさず、末っ子のTZUYUの口から「私に頼ってくれない?」と頼もしい発言が飛び出し、また笑いに包まれるのだった。

 意見を言わないからといって、意見がないわけではない。9人もいれば発言数に差が出るのは当然のこと。だからこそ、一人ひとりの意志を尊重していく大切さを彼女たちは誰よりも知っているのだろう。ときにはぶつかり、そしてお互いがどんなところでストレスを感じるのかもわかり合ってきた。手際よく料理をしながらも、会話を楽しみながらも、「息がぴったりだった」「本当に役割分担のバランスが取れてる」というワードが出てくるのも納得だ。

 気にかける人がいて、慰める人がいて、注意する人がいて、笑って収める人がいて……そうして9人がそれぞれの視点でメンバーを想い、できることを全うし、何よりも大切にしてきた場所。そして、これからも温かく、優しく、正直に笑い合える空気に包まれたホーム。それが今のTWICEなのだと伝わってくる時間だった。

(文=佐藤結衣)