「らしくない姿だった」大谷翔平の“放送禁止用語絶叫”に韓国メディアも驚嘆「どれだけ勝ちたかったのだろう」

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大谷が感情をむき出した姿は小さくない話題となった。(C)Getty Images

 大谷翔平ドジャース)の“放送禁止用語”を用いた絶叫が話題となった。

 小さくない注目を集めたのは、パドレスとのナショナル・リーグの地区シリーズ第4戦でのそれだ。

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 チームが5点をリードした四回1死二塁で、二塁走者だった大谷は、テオスカー・ヘルナンデスが三塁線に打球を放つと一気に本塁を突こうと激走。しかし、ボールは敵三塁手マニー・マチャドのグラブに当たってから審判の左腕に直撃して失速。三塁線を破ったと思い、本塁生還を狙っていた大谷はあえなく憤死した。

 この映像をダグアウトに設置されたブレット端末で確認した大谷は、怒りの表情を浮かべると、グラウンドに向かってFワードを絶叫。日本の試合中継で映し出された険しい表情と周囲の反応は、SNS上で大きな話題となった。

 点差はあった。だが、ドジャースは負ければ即ポストシーズン敗退の状況でもあった。だからこそ、より多く得点が欲しい局面ではある。ゆえに不可抗力とはいえ、ボールを止めてしまった審判への咄嗟に沸いた怒りが抑えきれなかったのかもしれない。

 大谷が感情を爆発させた光景は海外メディアでも小さくない反響となった。韓国メディア『OSEN』は「どれだけ勝ちたかったのだろう。大谷は審判の“妨害”に腹を立てた」と指摘。当該シーンについて「審判は不可抗力で、運がなかった」と伝えた上で、「周辺にいた仲間たちも驚いた表情をした。それほど普段の大谷らしくない姿だった」と振り返った。

 もっとも、大谷がグラウンド上で審判に食い下がり、感情を表に出す姿は度々目撃されてはきた。だが、『OSEN』は「今の大谷の勝利への執念は凄まじい。普段は野球の実力と同じくらい人柄が良いと定評のあるが、シーズン終盤から感情表現が活発になり始めている」と強調している。

「メジャーリーグのキャリアで初めてのポストシーズンという舞台に立ち、大谷のテンションは最高潮に達している。第1戦で2回に同点3ラン本塁打を放った後には、普段はほとんどやらない派手なバットフリップまで披露した。その怒りの影響は間違いなくチームの発奮材料となり、効果をもたらしている」

 第4戦終了時点で、打率.250、1本塁打、OPS.771とやや精彩を欠いている大谷。そうした中で、自らへのフラストレーションも感情爆発の要因になったのかもしれない。

 パドレスの先発マウンドに立つダルビッシュ有と対峙する現地時間10月11日に行われる最終戦でも、大谷の一挙手一投足には熱視線が注がれそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]