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夏→冬 走行可能距離20%減

今年3月にタイカンを購入してから9か月が経過した。

【画像】写真で振り返る 2022年のポルシェ・タイカン【抜粋】 全37枚

この間、全くのノントラブルで好調を維持しているが、季節が変わり、かなり気温が下がってきたこともあって走行可能距離が大きく減少している。


今年3月にポルシェ・タイカンを購入してから9か月が経過した。

夏場に最大431kmであった走行可能距離が現在では約350kmまで20%近くも下がってしまった。

その要因は2つ考えられ、気温の低下によりバッテリーそのものの稼働が下がっていることが第一点である。ポルシェの場合は他のメーカーの大半のクルマと異なり、急速充電でも95%程度の充電までは充電容量が落ちないが、そのような優秀なバッテリーでも気温の変化には抗えないのだろう。

第二点はヒーターを多用するようになったためである。最初に試乗した時からタイカンのエアコンが弱いことは感じていたが、実際に寒くなってくると風量をかなり上げてもなかなか車室は温まらない。

このことはポルシェも認識しているようで、10℃以下になると自動的にシートヒーターが点いてくれて助かるが、それでも、寒いことに変わりはない。

余談になるが、先日久しぶりに空冷エンジンのポルシェ356Aカブリオレに乗ってみて、エンジンの熱による温風ですぐに車室が温まり、むしろ熱いぐらいになったのは印象的であった。

この点で熱源のないEVは不利だと思う。

合計1万2037km走行 電費は?

今年は、早い時期から強力な冬将軍が到来し、北日本や日本海側は積雪に苦しめられているが、私がいつも往復する川崎-甲府間では、年明けから2月末頃までの期間に通過する南岸低気圧の影響により、何回か積雪を記録することがあり、特に平地は雨なのに途中の笹子峠の辺りは相当量の雪というパターンは一番危険である。

そこで、タイカンにもスタッドレスを履かせようかと考えたが、ディ―ラーでは一度も装着した経験が無く、タイヤサイズも見つからないので、今のところ、他のクルマを使うしかないと思っている。


購入したポルシェ・タイカンは12月23日現在1万2037kmを走破した。1か月の平均は1300km程度である。2856.35kWhの電力を消費していたため、4.21km/kWhという数値が出た。

タイカンは12月23日現在1万2037kmを走破した。1か月の平均は1300km程度である。

丁度、年度の区切りでもあるのでこれまでの電費を計算してみた。計算方法は、充電開始時と終了時のバッテリーの残量を必ず記録しているので、それを使って消費電力を算定した。当然ながら走行可能距離で算定してしまうと走り方に違いがあるので正確には算出できない。

結果は、1万2037kmを走破して2856.35kWhの電力を消費していたため、4.21km/kWhという数値が出た。

タイカンのカタログデータによると、満充電での走行可能距離は409kmと記載されているので公式データとしては4.39km/kWhになり、実数値としてはそれほど大きな乖離は無いように思う。

むしろ、サーキット走行なども行ったので、妥当な数値と言えるのかもしれない。今後春先までの間で、どの程度まで悪化するのかは判らないが、少なくともカタログ値の信頼性はあると思う。

旅館の充電器対応 本格的に

さて、先日、一度は訪れたいと思っていた箱根宮ノ下の富士屋ホテルに泊まったが、嬉しいことに、ここにもポルシェの8kWの充電器が2基設置されていて、更にパナソニックの6kWも両腕タイプが1基、都合4基分設置されていた。

これだけあれば、当面の需要には応えられるであろうが、箱根という立地と57室の部屋数を考えれば、早晩足りなくなる可能性が高いと思う。


箱根宮ノ下の富士屋ホテルには、8kWの充電器が2基設置されていて、更にパナソニックの6kWも両腕タイプが1基、都合4基分設置されていた。

私の旅館でも、テスラ、パナメーラ・ハイブリッド、タイカンにそれぞれお乗りのお客様がが同じ日に来館したことがあり、そろそろ普及が進み始めたという皮膚感覚が感じられる。

この連載の第9回にも書いたが、今後は宿泊の予約と共に充電器の予約も発生するはず(現に私もそうしている)なので、旅館における充電器対応は、今のうちから何らかの解決を図って行かないとインフラ整備の根幹としても大きな問題になりそうな気がしている。

そこで、今、私も所属している全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会で、旅館ホテルにおける将来のEV充電器のインフラ整備について、関係各位と話し合いを進めたいと考えている。

その辺りは次回に報告したい。