来季のシードをかけて臨む上原彩子

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<アセンダントLPGAベネフィッティング ボランティアーズ・オブ・アメリカ 事前情報◇28日◇オールドアメリカンGC(米テキサス州)◇6517ヤード・パー71>
上原彩子が体調不良から復帰し5戦目を迎える。昨年7月から米ツアーを離れていた上原。その後公傷制度が適用され、先月末に復帰。ここまで4試合に出場して予選落ちが2回と42位タイ、44位タイという成績。「結果がほしい」というのが切実な願いだ。
というのも、公傷の適用により、昨年出られなかったぶんの8試合に出場可能。次週までに6試合の出場を予定するが、このあいだに上積みした年間レースのポイントと昨年獲得したぶんの合計がシード獲得の順位を満たせば、来季もシード選手として参戦が可能になる。
10月中旬以降は出場人数が絞られる大会で、今のところ出場資格はなし。次週をもって今季出場できる試合は終了となる。残り2試合は来年に持ち越すこともできるが、「結果は本当に出したい気持ちはある。コースは難しいけど、しっかり毎日アンダーで回ってこられるようにしたい」と残り2戦で綺麗にシード入りを目指す。
そうは簡単にはいかないのは分かっている。今の段階では現実的に難しい状況。そのため、結果が欲しいという言葉を何度も口に出す。「いま取り組んでいることの途中だけど、そのなかでしっかり結果につなげていかないといけない」。コーチに迎えた飯島茜と取り組んでいるスイング改造にも期待を寄せている。
元々飛距離が出ない上原だったが、このスイング改造により飛距離アップに成功。その実感はあるが、本来は小技や正確性で勝負するタイプ。「グリーンを外したときに、いかにセーブできるか」と今大会のポイントも明白。そのときは、百戦錬磨の技でしのぐ腹づもりだ。
いまは一人で行動し、食事も自炊しながらの転戦。「味噌がなくなっちゃいました」と家庭的な一面も見せつつ、あの穏やかな口調で“結果を求めたい”と覚悟の2戦。難易度が高いコースであればあるほど、上原の持ち味は発揮される。(文・高桑均)
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