――『GOALアプリ』には、「加速学習サイクル」が導入されているそうですね。これはイギリスでも使われていたプログラムですか?
 
「そうです。この加速学習サイクルの発案者であるアリスター・スミスさんは長く教育関係の仕事をしていて、ケビンとは20年来の付き合いだそうです。アリスターさんは脳科学や記憶学習のスペシャリストで、イギリスの教育業界では超有名人。そうした素晴らしい実績を持つ方の学習サイクルを取り入れていることは、『GOALアプリ』の大きな特長の1つですね」
 
――加速学習サイクルというのは、具体的にどういったものなんでしょうか?
 
「語学を学ぶにしても、単語を丸暗記するのではなく、日々の生活をイメージしたより実践的な学習サイクルです。4段階のステップがあって、その4つのステップでシーンを学んでいくイメージですかね。アリスターさんによれば、人間の脳はより具体的なイメージを持つと活性化が進むそうです。日本の英語教育はいまだ、詰め込み型です。単語帳で全部覚えろとか、テスト範囲がここだから覚えろとか、TOEICで何点とるための方法とか。だから最近は小学校から英語教育が始まっているのに、ほとんどの日本人が英語を喋れない。あれだけ長く勉強していて、単語の意味もある程度はわかっているのに、もったいないですよね。これはやっぱり学び方の問題だなと思います」
 
――その点、『GOALアプリ』はもう少し具体的というか、内容のイメージがつきやすい学習アプリですよね。私も使ってみましたが、シチュエーションが具体的だし、ゲーム感覚で学べる印象を受けました。
 
「ありがとうございます。それこそシチュエーションに関しては、かなり自信を持っています。単語をたた並べて覚えるのではなく、この場面ではこう喋るのが的確ですとか、実践的な活用法が学べるんですよ。様々なシチュエーションで4つの単語から答えを選択したり、自分の発音を判定してもらったり聞き直したり、いろいろなパターンで学習できます。しかもそれを、トップレベルの選手と一緒に楽しみながらできるんです」
 
――「耳で聞いて覚える」というのは、言語を学ぶうえで非常に重要なことですよね。
 
「まさに、その音声AIもこの『GOALアプリ』の特長の1つです。自分が喋ったものを録音して聞いてみると、思っていたイメージと違うこともあるんですよね。自分の声をAIが解析してくれて、『この発音がおかしいです』とか『この部分を意識しましょう』などの指摘をくれます。英語力に自信のある通訳の方でも発音にクセがあるみたいで、それも一発で見破られていました(笑)」
 
――それはすごい精度ですね! でも、とにかく喋って耳で覚えることは大事ですよね。仮に文法がおかしくても、的確な単語をしっかり発音すれば、意外と成立する会話もありますしね。
 
「とくに日本人は外国語を喋るのが苦手な人が多いですね。失敗したらどうしようとか、上手く伝わらなかったらどうしようとか、恥ずかしいとか、そういう風に考えて喋らない人が多い。でも、口に出してみないと、自分の発音の良し悪しはわからない。だからこっそり隠れて発音練習できるのでそういう意味でも、日本人に合っているアプリだと思います」
 
 
――『GOALアプリ』はパリサンジェルマンとライセンス契約を結んでおり、選手たちが登場します。これはどういった経緯で契約に至ったのでしょうか?
 
「イギリス本社のスタッフがパリサンジェルマンとのライセンス契約を成立させました。彼らはヨーロッパ中のクラブとパイプを持っています。『アリスター・スミスの加速学習サイクルを採用している』という謳い文句も大きいそうで、各クラブの反応は最初からかなり良いそうです。クラブ側も語学学習は、世界中にファン層を広げる意味でも抑えておきたい分野ですしね。単純にクッズを作りましょうとか、ライセンスを使ってビジネスをしましょうとかの話はいくらでもあると思うんですが、私たちはさらにその先まで見据えて提案しています。語学学習を通じて、常にファンとクラブが接点を持つことができますからね。子供はもちろん、大人のサポーター、さらには選手やクラブスタッフも活用できるスキームになっています」