「語学学習×サッカー」の新アプリが人気な理由。パリSGに続きJクラブでも導入か?【独占インタビュー】
――コーチングスタッフなんかも語学力が非常に重要視される時代ですしね。
「そうなんですよ。実際、イングランド・サッカー協会では指導者育成でも、『GOALアプリ』の元になっている加速学習サイクルの考え方が採用されているそうです。だから、このアプリも子供から大人まで幅広い層に使っていただけると思います。言語も英語、フランス語、スペイン語に対応していますしね。イギリス版ではアラビア語もあります」
――英語、フランス語、スペイン語というのは、やはり世界的な言語人気を考慮した結果ですか?
「その通りです。世界で学習されている第2言語のトップ3がこの3つですからね。日本でもまずそこから対応しようという話になりました。今後は対応言語も増やしていきたいですね。ヨーロッパ・サッカーはイングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスあたりがフォーカスされているので、そこで活用されている言語を増やしていくことありえますね。それと、日本市場を考えると、韓国語やタイ語が次のターゲットだと思っています。Jリーグにも韓国人やタイ人の選手が増えていますしね。言語を増やせば市場が大きくなるし、成長戦略も見えやすい」
――逆に言えば、日本語がイギリス版アプリに導入される可能性もあるということですか?
「あります。このビジネスの面白いところは、1つの言語を増やせば世界中でその言語を学べる可能性が広がるところです。日本軸で見ても、ここ10年ほどJリーグがアジア市場の開拓に動いているので、『GOALアプリ』はその手助けもできると思っているんですよ。例えば日本版アプリにタイ語が追加された場合、逆にタイ語アプリに日本語が追加できる。そうすると、日本人のサッカーファンはもちろん、タイ人のサッカーファンも喜んでくれると思うんですよね。単に言語を学ぶだけではなく、今後は情報発信やグッズ販売のスキームも入れていきたいと思っているので、大きなコミュニケーション・ツールにしていきたいです。放映権を売るとかはもちろん大事ですが、『GOALアプリ』はもっと地域に根付いたコミュニケーション・ツールにもなりうるんじゃないかなと私たち想像しています」
――今の日本版アプリはパリサンジェルマン・バージョンですが、今後はJリーグ・クラブのバージョンもありえるということですか?
「是非とも進めていきたいと思っています。Jリーグの歴史の中で、語学学習アプリは今までないですしね。GOAL APP JAPANの成長戦略としては3つの柱があります。1つ目が海外チームを増やすこと、2つ目がJクラブにローカライズすること、3つ目が野球、バスケットボール、ラグビー、アメフトなどサッカー以外の競技にも手を広げていくことです」
――仮に川崎フロンターレ版や浦和レッズ版のアプリが出れば、日本の子供たちはすごく使ってくれそうですね。
「そう思います。私は広島出身なのでサンフレッチェ広島のファンなのですが、Jリーグのファンはクラブ愛が非常に強いので、自分のクラブのアプリがあればダウンロードしてくれる可能性が高まりますよね。その一方で、選手がJクラブから海外クラブに移籍すると、Jクラブのファンが海外クラブも応援するようになる。例えば、旗手選手がセルティックに移籍したから、フロンターレのファンがセルティックも応援している。だからフロンターレのファンは、フロンターレ版とセルティック版のアプリを使ってくれる可能性もありますよね」
――海外クラブもパリサンジェルマン以外に増える可能性があるのでしょうか?
「はい。まだローンチ前なので具体的なクラブ名は避けさせていただきますが、すでに開発が進んでいる有名クラブがいくつかあります。日本での展開にすごく前向きなクラブもあって、独自の仕掛けも考えています。語学学習アプリに違うビジネスをセットして、デジタルマーケティングをサポートしたりとか、海外クラブの日本進出をサポートする役割も今後はやっていきたいと思っています。サッカーファンは楽しみにしていただければ嬉しいですね」
