by Andrey Korchagin

「Googleマップに新規追加されたラベルがロシアの空爆に用いられている」という報告に応えて、Googleが2022年3月2日にウクライナ・ベラルーシの国土内にいるユーザーが新規申請したラベルを削除していると報じられました。

Google Maps Pauses Edits After Claims Ukraine Tags Used For Russian Strikes

https://www.buzzfeednews.com/article/sarahemerson/russia-google-maps-tags-ukraine

新たにGoogleがこのような措置を講じたのは、ユーザーから届いた「ロシアがGoogleマップを用いて空爆地点をマークしている」という報告がきっかけ。これらのユーザーによると、ウクライナ国内の政府施設やガソリンスタンドなどにウクライナ語で「農場」を意味する「ФЕРМЕРСЬКЕ ГОСПОДАРСТВО」や「農業」を意味する「СІЛЬСКЕ ГОСПОДАРСТВО」という不可解なラベルが追加されているとのこと。

実際のスクリーンショットが以下。ポーランドの総領事館に農場を意味する「ФЕРМЕРСЬКЕ ГОСПОДАРСТВО」というラベルが貼られています。

Please, delete all new places since the start of war 23th of february, save Ukrainian civilians from - Google Maps Community

http://web.archive.org/web/20220301173337/https://support.google.com/maps/thread/152812942/please-delete-all-new-places-since-the-start-of-war-23th-of-february-save-ukrainian-civilians-from?hl=en



別のユーザーからの報告では、ウクライナ西部の都市・リヴィウの複数箇所に同様のラベルが貼られていることが示されています。

terrorists use Google maps tags to adjust the fires!! Please help! - Google Maps Community

https://web.archive.org/web/20220301194835/https://support.google.com/maps/thread/152809911/terrorists-use-google-maps-tags-to-adjust-the-fires-please-help



これらのユーザーは、こうした謎のラベルを「ロシア軍が空爆の目的地に貼り付けている」としていますが、中には今回のロシアによるウクライナ侵攻が始まる1年以上前に追加されたラベルもあるため、この主張の真偽は不明です。しかし、これらの報告が大きな注目を集めたため、Googleはウクライナ・ベラルーシの国土内にいるユーザーからの編集を一時停止し、前述の不審なラベルについて「細心の注意を払って削除している」とのこと。

Googleは「ロシアがGoogleマップを用いてウクライナ側の動きを監視している」という指摘を受け、すでにウクライナ国内の交通情報表示を停止しています。

Googleがウクライナの一般人を守るため一時的にGoogleマップの交通情報表示を停止 - GIGAZINE