【上海IPO】無線ネットワークテスト機器の成都坤恒順維科技股フェンが28日に公募開始、2100万株発行予定
同社は2010年設立の民営企業。ハイエンドの無線電波テストシミュレーション機器の研究開発、生産販売を主業務とし、5G通信の要素技術であるMassive MIMO、無線アクセス、レーダー、電子逆探装置、車載ネットワーク、ナビゲーションなどの分野に重点を置き、無線電波設備の性能、機能テスト向けのシミュレーション機器およびシステムソリューションプランを提供している。中国電子科技集団、中国航天科工集団、中国航天科技集団など大手企業参加の通信研究所や、中国科学院などの研究機関を顧客とし、中国の「嫦娥」月面探査プロジェクトや火星探査機などにもレーダーエコーシミュレーション装置を提供している。
同社の主力製品で、無線電波測定分野のハイエンド製品である無線チャネルシミュレーション装置の中国国内シェアは50%近くに達しており、2020年の売上高は9300万元。5G通信のさらなる普及、国産製品への置き換え推進に伴い、同社製品はさらに売上やシェアを伸ばす可能性を秘めている。一方で、米国やドイツなどの世界大手企業に比べると技術的な蓄積が弱く、製品のラインナップに乏しいこと、業務規模が小さく日々拡大する市場ニーズを満たしきれない可能性があることなどがネックとなっており、世界大手との競争に耐えうる事業基盤の強化が求められる。
2020年12月期の売上高は1億3018万元(前期比23.4%増)、純利益は4487万元(同41.8%増)。2021年1〜9月期の売上高は9037万元(前年同期比71.14%増)、純利益は2177万元(同72.34%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
