元天才子役・黒田勇樹が明かす“知られざる子役の世界”
番組はこの日、子役タレントのキャリアについてフォーカス。子役事務所の元マネージャーは「食っていけるような子役になる人は、事務所に所属している子役の0.1%ぐらい」と話し、元子役の男性は「授業に追いつけない。労働対価の基準が世間とはズレてしまう。親からの過剰な期待がつらかった」と当時の悩みを明かした。
また、17歳でSKE48に加入したというフリーアナウンサーの柴田阿弥は「SKEの同期の中では私は年上で、小中学生の子もいた。学校との両立が大変そうだな、と思っていた。でも、学業と両立できるんだったら私は子どもの頃から働いてもいいと思う。そして、アイドルをやれる期間は短いことから、『アイドルだけが人生じゃないんだよ』って親に言われていた。アイドルを卒業したその先を考えられるんだったらやってもいい」と経験をもとにコメントした。
そして黒田は、5歳でデビューをしたきっかけや、28歳で初めて経験したアルバイト、芸能界を一度引退した理由、そして再ブレイクに至るまでなど、さまざまな話に言及。黒田は自身の経験を交え、「子役の親は子どもの盾にならないとダメ。売れた後に子どもが『社会人になりたい』と言うと、親戚のおじさんとかがゴチャゴチャ言ってくる。その人たちに良い顔をしようとしている親は、子役の育成に失敗していると思う。『辞めたい』と子どもが言った時に盾になれる親であれと思っている」と熱量を持って語りかけた。
また、「子役は大人になると悪いことをするって言われる」と切り出した黒田は、「悪いことをしたからニュースになってるだけで、幸せになっている子役がたくさんいることは報道されない。例えば、坂上忍さんは“元子役”の域を超えている。そういう人もいるってことがもっと世の中に伝わればいいな。だから、くじけそうな夜もあるけど、僕も頑張っているよって言っている」と自身がメディアに出る理由を語った。
さらに、兼近も触れた「子役で長く売れる人が少ない」という声に対しては、「20歳になると、学園モノのオファーがなくなる。そしてその頃には大学を卒業した後に俳優を目指しているような、演劇を学んだ新人たちが出てくる。飽きられているところに新しい俳優が出てきて、一気にふるいに落とされる。売れてる子役は、特に演劇の勉強をしなくても仕事が来ていたりする。ふるいに落とされた後に、勉強が必要なんだって思えることが大切」と持論を述べた。
最後に黒田は、これから子役を目指す人に向けて「絶対に芸名をつけてください!僕は本名だから病院で名前を呼ばれて恥ずかしい思いをいっぱいしたので」と、売れっ子ならではの現実的なアドバイスを送った。

