中国が目指す「共同富裕」、日本社会こそ「理想に近い」=中国報道
記事はまず、日本は「一億総中流社会」により、見事に「共同富裕」を成功させたと紹介した。バブル経済後は貧富の差が広がったとはいえ、それでもまだ国民の多くが中産階級だと指摘し、成功のカギは二次分配制度にあるとした。税・社会保障などによる再分配で貧富の格差を是正した日本では、低所得世帯への手当てが厚く、医療保険と年金制度も整っていて、日本には中国が目指すべき社会があると主張している。
さらに記事は「年功序列」も日本の「共同富裕」が成功した一因だと主張した。今では年功序列制度は崩れてきているが、記事は年齢と肩書によって給料が横並びの日本社会は不満が出にくいと高く評価した。また被雇用者の給与には交通費や家族手当、住宅手当など「生活に必要な手当」が各種含まれる企業も多く、これは「文化改革開放前の中国の国有企業に似ている」とした。
今の日本が昔の中国に、そして中国が目指す姿に似ているというのは複雑な心持ちだが、中国が目指している共同富裕では、寄付などの慈善活動を通した「三次分配」も注目されている。日本の二次分配の方法を参考にしつつも中国は独自の方法で共同富裕を実現させようとしているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

