中国高速鉄道は、中国人が誇る「名刺」となってきたが、中国は国を代表する名刺をさらに増やそうとしているようだ。中国メディアの網易はこのほど、「中国の名刺は今後さらに2枚増える事になる」と自画自賛する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国高速鉄道は、中国人が誇る「名刺」となってきたが、中国は国を代表する名刺をさらに増やそうとしているようだ。中国メディアの網易はこのほど、「中国の名刺は今後さらに2枚増える事になる」と自画自賛する記事を掲載した。

 これまで中国高速鉄道が中国人の誇りになってきたのは、世界一の営業距離や営業速度、海外進出プロジェクトなどによるだろう。中国の鉄道車両を製造する中国中車は、2021年7月に時速600キロで走行することのできる磁気浮上式鉄道の車両を公開しており、高速鉄道は引き続き中国の「名刺」になるとした。

 このほかに加わる「2枚の名刺」について記事は、「日本や米国がまだ手にしていない、新エネルギー」だと紹介している。1枚目の名刺は、第3世代原子炉「華龍一号」で、中国が自主開発した初号機は2021年1月に営業運転に入ったと報じられた。

 2枚目の名刺は、燃える氷とも呼ばれる「メタンハイドレート」だという。メタンハイドレートは石油・天然ガスに代わる次世代資源として注目されている。中国では2020年に南シナ海で試掘した結果、86万立方メートルを超える天然ガスを生産でき、自信を付けたようだ。将来的には「大規模な商業化」が期待できるとした。

 記事は、新エネルギーを制する者が今後の経済を制する、と意気込み、新エネルギーで2枚の名刺を持とうとしている中国は、日本や米国よりも進んでいると主張している。しかし中国は、第3世代原子炉でようやく米国、EU、ロシアの技術に追いついた状態で、メタンハイドレートを発掘しているのも中国だけではない。果たして中国は本当にこの2つを「名刺」とできるのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)