ジープのEV、Wrangler Magnetoコンセプトは6速MT搭載。テスト走行も計画中
Jeepが、3月27日にユタ州モアブで開催する2021 Easter Jeep Safariイベントに向けて、いくつかのコンセプトカーを準備していますが、そのなかでもJeepの伝統的なデザインを受け継ぐ四輪駆動車Wrangler Magnetoで、EVが堅苦しいセダンばかりでないことを示そうとしているとAutoblogが伝えています。Wrangler Magnetoは。V6エンジンを搭載するWrangler Rubiconをベースとしており、その心臓部を285馬力の電気モーターに置き換えています。
Wrangler Magnetoで特筆すべきは、モーターで駆動する電気自動車にもかかわらず6速MTトランスミッションとJeep伝統の4x4を採用しているところ。つまりWrangler Magnetoはざっくり言えばエンジンをそのままモーターに置き換えただけで、その他の駆動系は従来の内燃機関と同様のメカニズムを採用しているといえそうです。
従来は燃料タンクが収まる場所2か所にバッテリーパックを配置。ほかにもボンネット内に収まるモーターの上、後部トランクルーム内にもバッテリーを収め、合計で70kWhを搭載しています。
ハードなオフローダーは半分水没したような所に進入していくような、過酷な使われ方もします。Wrangler Magnetoはバッテリーパックをカスタムスキッドプレートとスチール製アンダーボディで頑丈に保護しています。またその他に12Vバッテリー2個を搭載しており、これはフロントにあるWARNウインチに電力を供給します。
ただし、バッテリーパックやその他のパーツを頑丈にした分重量はかさみ、車重は約2608kgにまで跳ね上がってしまいました。これは通常の2ドアラングラーよりも約750kg重いとのこと。

なお、Wrangler Magnetoはコンセプトモデルとはいえただの展示用などではなく、どちらかと言えば開発用のプロトタイプに近いものと言えます。Jeepはモアブに2〜3台の試験車両を持ち込み、EVオフローダーが実際のオフロードでどのように機能するかをテストする予定とのこと。ただ、残念ながらこれが市販化されるかどうかまではまだわかっていません。
Source:Autoblog
