国内最大級のフラ・ハワイアンショップ「マウナロア」を運営していたエムエムジェイ

写真拡大

取引先への支払い遅延が発生するなか、新型コロナ感染拡大による外出自粛を受け、4月8日より店舗を臨時休業していた

 (株)エムエムジェイ(TDB企業コード:981310262、資本金1000万円、東京都渋谷区恵比寿1-15-6、代表大島幸氏)は、5月1日までに事後処理を森直樹弁護士(東京都中央区銀座3-13-19、LM法律事務所、電話03-6281-5505)ほか1名に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、1972年(昭和47年)に創業し、2001年(平成13年)3月に(有)エムエムジェイとして法人改組し、2003年(平成15年)1月に株式会社に組織変更した。フラ・ハワイアンをコンセプトに「マウナロア」、「ララガーデン」、「SHAVE’S」、「MMJ−WEST」などの屋号で恵比寿、お台場、横浜、名古屋、広島、福岡などに出店し、ハワイの民芸品を販売するほか、ハワイでの海外挙式をプロデュースするブライダル事業、ウクレレ教室運営などを手がけ、2008年3月期には年売上高約11億円を計上していた。

 しかし、以降は減収傾向となり、2019年3月期には年売上高約8億円を計上。収益性が低下し、資金繰りが厳しくなるなか、取引先に対する支払いに遅れが生じていた。

 こうしたなか、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、外出自粛やイベント自粛が進んだことで、4月8日より運営店舗を臨時休業としたほか、4月30日には福岡・天神店および広島・八丁堀店を閉店。事業再開の目処が立たず、先行きの見通しが立たなくなったことで、今回の事態となった。

 負債は現在調査中。