画像は、「サザエさん」の公式サイトより

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 声優の増岡弘が、長年務めた国民的長寿アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)のマスオ役を、今年の8月18日の放送を最後に卒業したことが話題となっている。増岡の卒業劇のように、今アニメ業界では長寿アニメの名キャラクターを演じるレジェンド声優たちの高齢化が進んでいる。そこで今回は、人気アニメの意外と高齢な大御所声優たちを紹介しよう。

◆増岡弘:83歳/マスオさん役、ジャムおじさん役を演じ続けた名俳優

 先にも紹介したが、声優の増岡弘は現在83歳を迎えた大ベテラン声優だ。代表作といえば、卒業のニュースが話題となっている『サザエさん』(フジテレビ系)のマスオさん役だろう。飄々としつつも人懐っこいその声は、誰しも一度は耳にしたことがあるはずだ。

 1978年から41年間もこの役を演じ続けてきた増岡の卒業理由は“高齢のため”。ファンたちの多くは理解を示しつつも「増岡マスオロスだ…」と卒業を惜しむ声も多く寄せられている。

 マスオさんと同じく、増岡の代表的な役と言えば『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)のジャムおじさんだろう。愛嬌と包容力いっぱいのこの人気キャラも、今年の8月8日に卒業。後任は“七色の声を持つ”と称されるベテランの山寺宏一が務めている。

◆加藤みどり:79歳/当たり役・サザエさんを演じて今年で50年!!

 同じく『サザエさん』(フジテレビ系)から、番組の主役である“サザエさん”役を演じている加藤みどりを紹介しよう。今年で79歳という年齢ながらまだまだ現役。1969年の放送開始以来50年にもわたって同役を演じ続けてきている。

 そんな加藤だが、以前は『おそ松くん』のおそ松役など、少年役を中心に演じており、『サザエさん』のオーディションもカツオ役で受けていたのだという。しかし、現場でサザエ役を演じるよう言われ、意外にもこちらの役が自身の代表作となったのだ。

 当時はサザエさんの収録現場で一番の新人だったが、時が経ち、今では最年長になった加藤。とあるインタビューでは「新しく入ってくる人は孫みたいなもので、文化も違う」と、その時の流れを語っていたがいまだファンのために第一線で活躍し続けている。

◆貴家堂子:78歳/3歳のタラちゃんを演じ続ける大ベテラン声優の技

 次もサザエさんファミリーから、サザエさんの愛くるしい息子、タラちゃんを演じる貴家堂子を紹介したい。78歳の大ベテランである貴家。放送開始から半世紀も3歳を演じ続けてこられたのは流石というほかない。

 もともと貴家は『ハクション大魔王』(フジテレビ系)のアクビちゃんや、『天才バカボン』(日本テレビ系)のハジメちゃんなど、幼児キャラクターを得意としているベビーボイスの持ち主。タラちゃんの変わらぬ“子ども声”こそ、貴家の声優としての凄みなのだ。

 その“声の変わらなさ”に関して、FODで配信中の『久保みねヒャダこじらせナイト〜こじらせデストピア編〜』という番組内で、漫画家の久保ミツロウ、エッセイストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインが対談したなかで、貴家の年齢の話におよび、その変わらなさに三人が驚愕するという一幕があったほどである。

◆田中真弓:64歳/国民的海賊・ルフィを演じて早20年…少年役の雄

 田中真弓といえば、その快活な少年ボイスとひょうきんな三枚目ボイスで有名な名声優だ。『ONE PIECE』(フジテレビ系)のモンキー・D・ルフィ役や、『ドラゴンボール』(フジテレビ系)のクリリン役と言えばピンと来る人も多いだろう。

『ONE PIECE』の現在公開中の新作『ONE PIECE STAMPEDE』が、公開9日間で興収30億円を突破するなど、国民的人気アニメで主役を演じ続けている田中。その舞台挨拶では「『俺は海賊王になる!』と言い続けて20年経ちましたが、まだ海賊王にはなれていません」と冗談を言って会場を沸かせていた。