山本裕典さん(C)日刊ゲンダイ

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【今だから語れる涙と笑いの酒人生】

武藤敬司さんは坂口征二さん宅のワインを完飲し激怒された

 山本裕典さん(31)

 連続ドラマ「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」(フジテレビ系)、「桜蘭高校ホスト部」(TBS系)や映画で活躍していた山本裕典さん(31)。2年前、事務所から突然、契約を解除されたが、3月に舞台で復帰し、意欲満々。酒の上での失敗には気をつけているという……。

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 クラブでDJをやってますし、六本木と大阪の北新地でバーを経営しているくらいだから、お酒は好きです。オヤジがビールをまとめ買いして毎日飲んでいたから、血筋的にもメッチャ飲める家系だと思います。

 どんなに飲んでも5年以上吐いてないです。2年休んでいる間、毎日自分の店で飲んでたんですけど、ドンペリ入れてくれる友だちが多くてメチャメチャ好きになって。やらしい言い方だけど、シャンパンじゃなきゃ酔えなくなりました(笑い)。

 すごく酔ったのは22歳の頃。蜷川幸雄さんの舞台に初めて呼んでいただいて、「じゃじゃ馬馴らし」の小倉公演に行った時。主演の(市川)亀治郎(現・市川猿之助)さんが若手をご飯に連れて行ってくれた時にベロベロになりました。飲み屋街で鍋を食って飲みまくって。亀さんもお酒好きだから。他の人は「もうきついっす」って言って先に帰っちゃって、最後は2人。宿泊しているホテルまで2人で肩を組んで大きな橋のド真ん中を歩いて帰りました。

 観劇してくれたファンとすれ違い、「エッ!」なんて指さされてもお構いなし。「明日も来てくださいね!」なんて陽気に返して。しまいには川に向かって「最高のもん作るぞ!」って吠えていました(笑い)。

 3月に復帰してからは仕事がある期間はセーブしています。女性が好きなんで、お酒が入ると頭の中がピンク色になっちゃう(笑い)。多分、他の男の人よりピンク色が濃い。女性のストライクゾーンが普段より何倍も大きくなっちゃう。事務所やめた理由、女性ですから、本当に。

■今年はノースキャンダル。僕的には快挙

 でも、おとなしくしてるのって難しい。20歳そこそこの頃は今ほど、SNSとか厳しくなかったし、連ドラでいい役もらってても、朝まで飲んで数時間しか寝ないで現場に行くのがかっこいいと思ってたから。普通の20歳よりおカネをもらう、昼や夕方に仕事が終わることもあって、時間が自由になる、何よりモテる。しかも、仕事の時間になれば、どっかの企業の社長さんみたいに高級車が迎えに来てくれるでしょ。品行方正なんて無理ですよ。

 ファンが悲しむという人もいるけど、30歳過ぎて女性と遊んだからって引くファンはいないと思います。コソコソするのは好きじゃないし、僕がチャラいのはみんな知っています。インスタのDMに「また遊びに行くんですか。それでも好きです」ってメッセージがきます。チャラいところもひっくるめて応援してくれているんじゃないかと思います。ただ5、6歳の姪っ子や甥っ子がいるので、彼らが大きくなって、僕の遊んでた記事を読んだら、どう思うだろうなんて考え、いいオジサンやってないとなとは思います。

 それもあって気をつけるようになって、この2年の間に大阪ですっごい飲んでベロベロになった時は踏みとどまりました。タクシーでホテルに帰り、エレベーターを待っていたら、横に知らない女の子がいたんです。誘った覚えはないのに。急に酔いがさめて慌てて財布から1万円出して「これで帰りな」って渡しました。気をつけているおかげで今年はノースキャンダル。僕的には快挙なんですよ!

 表に出ていないものを含めると半年に1回ぐらい写真誌に撮られていましたから。

 チャラいばっかりじゃないです。2年前から食っていくために飲食店を始め、バーの他に麻布十番で韓国創作料理店「味涎」も経営しています。3店あわせてバイトを含め10人ぐらいの従業員がいます。彼らは右も左もわからなかった2年前からずっと僕を支えてくれている。だから、彼らを一生飯食わしてやりたいと思っているんです。

 従業員が引き抜きにあって「辞めたい」なんて言われるとすごい悲しくなる。一緒に飲みながら「マジ悲しいよ!」って泣いて説得したり、どつきあいのケンカになったり。そういう熱い酒もあるんですよ。

(聞き手・中野裕子)