【再掲載】もろさ7割減、割りにくいガラスの構造
酸化カルシウム・酸化アルミニウム・酸化ケイ素系のガラスに、酸化モリブデンを0・05%、グラファイトを0・4%添加し、熱処理すると板状結晶が析出した。結晶は厚みが数百ナノメートル(ナノは10億分の1)、大きさは数十マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。モリブデンが炭素に還元されて金属粒子になり、結晶核となって板状に成長したとみられる。
ガラスに亀裂が入ると板状結晶によって方向が変わり、ジグザグに亀裂が進む。通常のガラスは亀裂の伸長を妨げる要素がない。
板状結晶はガラス全体の3割程度を占め、ランダムに並んでいる。モリブデン粒子に色があり、濁ったガラス材料になっている。
