6回無失点と好投したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

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先頭から13打者連続アウトの快投も…4月28日以来の白星ならず

カブス 4-3 パイレーツ(日本時間13日・シカゴ)

 カブスダルビッシュ有投手は12日(日本時間13日)、後半戦初戦となる本拠地パイレーツ戦に先発し、6回2安打無失点、8奪三振1四球と快投。しかし、打線の援護がなく、3勝目はならなかった。これで13試合連続白星無しとなった。

 ダルビッシュは初回、フレイジャーを一ゴロに仕留めると、レイノルズ、マルテは連続空振り三振。2回は先頭ベルを空振り三振と3者連続三振に斬って取り、カブレラは左直、モランを空振り三振とパイレーツ打線につけ入るスキを与えない。

 3回はニューマンを二飛、スターリングを右直、ピッチャーのアーチャーを空振り三振で一回り目はパーフェクトの快投。4回もフレイジャー、レイノルズを空振り三振、マルテを右飛に仕留めた。

 5回はベルを右直に打ち取り、これで13打者連続アウト。カブレラに中前打で初ヒットを許したが、モラン、ニューマンを左飛と後続を断った。

 カブス打線も5回までアーチャーに1安打に抑えられる中、ダルビッシュは6回は先頭スターリングに左前打を浴びる。アーチャーを空振り三振、フレイジャーを捕ゴロに仕留めた後、レイノルズにこの試合初めての四球を与えたが、最後はマルテを95マイル(約153キロ)で遊飛。直後の攻撃で代打を送られ、94球で降板となった。

 わずか被安打2の快投。今季5度目のクオリティスタート(QS、6回以上を自責3以下)を達成したが、4月27日(同28日)の敵地ダイヤモンドバックス戦以来76日ぶりの白星はならなかった。94球を投げてストライクは62。防御率は4.72となった。(Full-Count編集部)