一国の政府が抱える借金がその国のGDPと比べてどれくらいの規模になっているのかを表現したインフォグラフィックが公開されています。借金大国1位という不名誉な称号を得たのは日本でした。

Visualizing the State of Government Debt Around the World

https://howmuch.net/articles/state-of-the-worlds-government-debt

国や政府の「債務」と「国内総生産(GDP)」の関係は、一般の家計に置き換えれば債務は「借金」に、GDPは「年収」にたとえられます。債務の大きさは国の経済規模にも影響されるため、債務残高が大きいことが必ずしも悪いことだとは限りません。例えば、クレジットカードで5万ドル(約550万円)の支払いをすることは5万ドルの債務を負うことになりますが、一般家庭ならば破綻しかねない金額であってもMicrosoft創業者であり億万長者として知られるビル・ゲイツ氏であれば経済的には健全な債務といえることからもわかります。

国の抱える債務残高をGDPと比べた割合を、インフォグラフィックを多数発表しているhowmuchが国際通貨基金の最新統計をもとにビジュアル化したものが以下の図です。各国は領土の地形で表示されており、赤色に近いほどGDPに比べて債務が大きい状態、すなわち大きな借金を抱えていることを意味しており、地形の面積は割合の大きさを表しています。



GDPの238%にあたる債務を抱える「日本」がワーストワン。200%を超える国は日本のみで、以下ギリシャの182%、バルバドスの157%、レバノンの147%、イタリアの132%と続きます。



スペインやフランスは債務とGDPが拮抗しています。



インドは71%、中国は47%と、GDPに比べると債務は相対的に小さいため、さらに借金をして経済発展を追求できる状態、と言えるかもしれません。



GDPに対する債務が小さい国(地域)のトップは香港でその割合はわずかに0.1%。他にも17%のサウジアラビア、16%のロシア、20%のアラブ首長国連邦(UAE)など、産油国の財政は比較的健全であることがわかります。



ただし、このインフォグラフィックでは債務の内容は問われていません。ワーストワンとつるし上げられている日本ですが、債務は対外債務ではなく国民が国債として保有しているものが多くを占めており、「GDP比で債務が大きい」ということがただちに「財政が危機的状況」を指すわけではないことには注意が必要です。