「前の彼女って、どんな子?」と聞く女の心理。素直に答える男はバカを見る:デートの答えあわせ【A】
男女の仲を深めるのに欠かせない、デート。
完璧だったと思ったのに、うまくいかないときもある。私たちはそんなとき、こう考える。
―あの時の、何がいけなかったのだろうか?
あなたはその答えに、気づけるだろうか。
初デートは盛り上がり、二回目のデートでも本音トークで距離が縮まったと思っていた拓也。しかしデートの終盤で、さっさと亜美から見切られてしまった 。
その答えや、いかに。

「誰かいい人いないかなぁ……。」
友人からの評価も抜群なのに、ここしばらく彼女がおらず、特にデートしている人もいないと言う。
「その人、大丈夫?そんなにいい人なら、どうして34歳で独身・彼女なし、なのかなぁ。」
しかし実際に拓也さんに会うと、そんな不安は一気にかき消された。
優しくて温和で、顔もかっこいい。非の打ち所がなかったのだ。
「拓也さんは、どのくらいの間彼女がいないんですか?」
「2年くらいかなぁ。」
どうしてこんな素敵な人に、彼女がいないのだろう…?疑問は募るばかりだ。
世の中の女性は見る目がないなぁと思っていると、拓也さんの方から食事のお誘いLINEが来た。
もちろん断る理由はなく、楽しみな気持ちでいっぱいだった。
しかし私は、拓也さんとは“先がない”と判断することになる。
また二回のデートで、一見完璧な拓也さんが今も彼女がおらず、結婚できない理由がよく分かった。
このミスを犯している男性は意外に多い。女がNGを出す会話とは
A1:元カノ事情。気になるけど、具体的なことは話さないでほしい
拓也さんとすぐに日程が合い、お店は『ポンテ デル ピアット』を予約してくれた。
お店の扉を開けると、上質なインテリアで統一された優雅な空間が広がり、私はこの雰囲気に魅せられた。

「何、飲もうか。」
「拓也さんの飲むものに、合わせます。」
気遣いもできる上に、優しい。正面に座る拓也さんを私は今一度見つめ直した。
「拓也さん、今彼女はいないんですか?」
素朴な疑問をぶつけてみた。前回も不思議に思ったが、今日会ってもその疑問は解消されるどころか、さらに大きくなるばかりである。
「彼女いたら、今亜美ちゃんと二人で食事には来ないよ(笑)」
「そっか、そうですよね(笑)」
こんな素敵な人に、彼女がいない理由が見当たらない。
「拓也さんは、なんで前の彼女と別れたんですか?」
“付き合う前に、前の人と別れた原因を聞いておくべき”と、何人かの女友達が言っていた。
自分が付き合う時に予防線を張れるし、男性を判断するバロメーターになるらしい。
「結婚願望が強い子だったんだけど、僕はまだ準備ができていなくて。こっちの煮え切らない態度に相手が見切りをつけた、という言い方が正解かなぁ。」
-なるほど、拓也さんは結婚願望がない人なのか…
不意に、私の心に小さな疑問が湧く。
-前の彼女は、どんな人だったのかな…
聞きたいようで、聞きたくないこと。でも女と言うのは、元カノ事情が気になるものだ。
過去だから関係ないと言い切りたいが、実際は目に見えないライバルのような存在に感じるのかもしれない。
しかし続けて拓也さんが話した内容に、私の心は少しヒリついた。
「背が高くて華やかで、商社の総合職でバリバリやってる自慢の彼女だったんだけどね…。あの時、僕が結婚に対してYESと言っていたらどうなっていたのかなぁ。」
質問したのはこちらではあるが、ここまで具体的には聞きたくない。
元カノを知り過ぎることは、時に女を傷つけ、そして不思議な嫉妬心に駆られる。
「そうだったんですねぇ。」
他に言う言葉も見つからず、私は曖昧な相槌しか打てなかった。もう少し、抽象的な答えでいいのに。まだ未練があるのかな?と勘ぐってしまう。
「亜美ちゃんは?どうしてそんなに可愛いのに彼氏がいないの?」
「んー、ピンと来る人がいなくて。」
当たり障りのない答えを返す。積極的にアプローチされている人は何人かいるものの、あまり乗り気になれない自分がいた。
「僕も最近デートとか面倒でしていないなぁ。久しぶりだよ、こんな風に女性と二人で食事へ行くの。」
「本当ですか?拓也さん、それはマズイです!だいぶ恋愛低体温男子ですよ!」
それは前の彼女に未練があるから?と、一人で色々と考えてしまった。
他にもある言ってはいけないNGワード。港区男子の皆様ご注意を
A2:誰の目を気にしているの?自意識過剰過ぎでは...?
前の彼女の存在がチラチラと頭をかすめる中、私たちは二回目のデートをすることになった。
拓也さんが予約してくれたのは、個室がある白金の和食屋さんだった。
「二週間ぶりだね。元気だった?こんなにも連続で会うの、亜美ちゃんくらいだよ。」
喜ぶべき言葉なのか、判断しかねた。連続で会う女性はいなくても色んな女性とのデートを繰り返している、ということなのだろうか。
「本当ですか?拓也さん、モテそうなのに本当にデートとかしていないんですね。」
私は拓也さんとの食事は“デート”だと思っている。だからオシャレして、メイクもきちんと丁寧に、気合いを入れているのだ。
そこで他の女性の影をちらつかされても困るし、何よりもショックだった。
そして何より次の言葉に、私はフリーズした。
「ここのお店さ、誰にも会わないからいいんだよねー。六本木界隈とか行ったら知り合いも多いし、こうやってしっぽり飲める方がいいよね。」

―えっ…。それって、私と歩いているのを見られたくないってことですか?
喉元まで出かかった言葉を、グッと飲み込む。たしかに曖昧な関係の時に他の人に会っても紹介しようがないかもしれないが、別にコソコソしなくてもいいのではないだろうか。
「拓也さん、有名人ですね(笑)」
しかしこれは、港区男子に多い傾向だ。一体何から隠れているのか分からないけれど、下手な芸能人の方がもっと堂々としている気がする。
一緒に歩いているのを、誰に見られたら困るのだろうか?見られたくない誰かがいる、という認識で良いのだろうか。
それにそもそも、きっと他人のことを皆そこまで気にしていないと思う。
「拓也さん、普段の食事はどうされているんですか?もしかして毎日外食とか?」
話題を変えようとしたものの、拓也さんは面倒な女心を読まずに話を続ける。
「そうなるよねー...彼女がいた時は家でもご飯食べていたけど、最近は毎日外食だよ。 自分一人だと、料理もしないしね。」
「そっかぁ……。外食続くと、体が心配ですね。」
-また、元カノの話かぁ...
段々と拓也さんに対する不信感が募る中、とどめの一言が飛び出した。
「亜美ちゃんって、本当に優しいよね 。すぐに結婚できそう。」
この他人行儀な一言に、私は拓也さんと先に進むことはないだろうと判断した。
きっと彼は、私に興味がない。少しでも気になっているならば、こんな他人任せな言い方ではなく、自分を巻き込んだ発言をすると思うから。
「え〜そうですか?嬉しい!すぐに結婚できるのかなぁ...」
そう言いながら、何だかモヤモヤした気持ちだけが残ってしまった。
「どうしよう?もう一軒行こうか。」
「行きたいのですが、今日は帰ります。また近々、ご飯行きましょうね!今日はご馳走様でした。」
それだけ言うと、私はプラチナ通りに向かって歩き始めた。
男性が無意識に発している一言でも、女は勘ぐり、そして考える。
元カノの話は抽象的でいい。女は、それで満足するから。そしてデート中に女性をやきもきさせるのは何の得策にもならない。
たった一言、されど一言。
だからこそ、自分の発する言葉には気をつけたい。
この回の【Q】はコチラ
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デートの答えあわせ【Q】:待ち合わせ時間はオンタイム?それともちょい遅刻?
<これまでのデートの答えあわせ【A】>
Vol.1:「明日、朝早いから帰ります」は真実か?女が2軒目で帰る理由に気づかぬ男
Vol.2:2人きりで食事に行くことの意味。女性がデートの誘いに乗った本当の理由とは?
Vol.3:待ち合わせは「駅or店」どちらが正解?女が思う、ベストな集合時間と場所とは
Vol.4:男がデート中に見ている仕草。女が良いと思っていることが、仇になる?
Vol.5 : 男が勘違いしがちな“無駄な優しさ”。メニュー選びに潜む罠
Vol.6:店選びで女が見ている点。女が男に求める気遣いと、欲する一言とは
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