まな板はお湯洗いしてはいけない?―知ると便利な まな板の扱い方
まな板の基本的な扱い方をご存知ですか?
毎日料理をしている人でさえ、まな板に関しては意外と無頓着なまま使い続けていることがあるものです。
ちょっとした扱い方によって、まな板は今よりずっと清潔で便利に使うことができるようになります。
●肉や魚を切ったあとは水洗い
肉や魚を切った後は「お湯の方が汚れ落ちが良いのでは?」と思ったアナタは赤信号!
肉や魚はおもにタンパク質の汚れになるのですが、タンパク質は加熱によって固まる性質があります。
肉や魚を切った後すぐにまな板にお湯をかけると、固まったタンパク質がまな板の表面にあるキズに入り込むなどして、なかなか取れにくくなってしまいます。
まずは水洗いで表面のベタつきや汚れを落としましょう。その後、水を止め 洗剤などを使って洗います。流水ですすいで終了、ですが、さらに熱湯をかけることでより殺菌作用が期待できます。清潔な布きんでよく拭き、風通しのよい場所で乾燥させておきます。包丁も同じようにして洗いましょう。
なお、木製のまな板の場合、熱湯をかけると反りの原因になるので、60〜80℃のお湯を使用してください。プラスチック製も耐熱温度以上の熱湯は反りの原因になるので注意しましょう。
●使用前は軽く水で濡らして拭く
肉や魚料理で気になることのひとつに、まな板に生臭さが染み込むということがあります。これを防ぐには、乾燥したまな板の上にそのまま肉や魚をのせず、一度まな板を軽く水で濡らし、清潔な布きんで水気を拭き取ってから調理を始めるとよいでしょう。
魚に限らず、まな板は使用前に軽く水で濡らし 拭いてから使用することをおすすめします。巻き寿司などは例外ですが、たとえば野菜など、ニオイ移りはもちろん、汚れや色素もつきにくくなります。
どうしてもニオイやヌメリがとれないときは、まな板に直接塩をふりかけ、たわし(金属製以外のもの)でこすってから水洗いしてみてください。
それでも気になるようなら、絞ったあとのレモンでかまわないので、円を描くようにしてこすってみましょう。なお、手についた魚のニオイもレモン果汁で洗うと落ちます。
●木製のまな板は食洗機NG
便利な食洗機ですが、木製のまな板の場合、表面のキズに入り込んでしまった汚れがキレイに洗えないことがあります。また、ひずみやひび割れなどの原因にもなります。
プラスチック製等で耐熱温度が90℃以上のまな板であれば大丈夫です。なお、木製でも食洗機で洗えるタイプのものも販売されているので、購入の際はチェックしてみてください。
●布きんと一緒に漂白しよう
カビが生えてしまったときはもちろん、清潔に保つために定期的に除菌漂白を行なっている人も多いと思います。
その際、大きなビニール袋を利用すると水の節約になります。まな板がひたひた浸かる程度に水(適量の漂白剤を加えたもの)を入れ、つけ置きます。このとき、まな板を布きんで包んで一緒に入れると、同時に除菌漂白ができるので便利です。
たかがまな板、されどまな板。こんなふうに、ちょっとしたひと手間で料理の際の面倒を減らすことができたのです。知らなかったという人は、さっそく試してみてくださいね。
※参考
『差がつく料理の基礎知識』(久保加菜子・監修/エイ出版社)『「さすが!」と言われる料理の裏ワザ全書』(料理の達人倶楽部・編/KKロングセラーズ)