英紙選定の「アーセナルの移籍ベスト&ワースト10」、日本人選手の名も…
宿敵チェルシーからGKペトル・チェフを引き抜いたアーセナル。
この移籍を受けてか、『Dailymail』ではプレミアリーグ発足以降におけるアーセナルのベスト&ワースト移籍10を発表していた(獲得した選手について)。
プレミアリーグは1992年に発足。アーセナルは1996年以降、アーセン・ヴェンゲル監督が指揮を執り続けている。
慧眼として知られるヴェンゲルだが、成功もあれば失敗もあるのが移籍というもの。まずは、同紙が選んだベストな10の移籍(特に順位づけはされていない)。
マルク・オフェルマルス(元オランダ代表FW)←1997 from アヤックス
ソル・キャンベル(元イングランド代表DF)←2001 from トッテナム
パトリック・ヴィエラ(元フランス代表MF)←1996 form ミラン
ローラン・コシェルニ(フランス代表DF)← 2010 from ロリアン
イェンス・レーマン(元ドイツ代表GK)←2003 from ドルトムント
コロ・トゥレ(元コートジボワール代表DF)←2002冬 from ASECミモサス
ティエリ・アンリ(元フランス代表FW)←1999 from ユヴェントス
デニス・ベルカンプ(元オランダ代表FW)←1995 from インテル
アーセン・ヴェンゲル ←1996 from 名古屋グランパス
10人だけに限定するとどうしても限界があるが、18年連続でのCL出場に導いたヴェンゲルの招聘自体もベスト10入り。
続いて、ワースト移籍10。あの日本人選手の名も…。
『Dailymail』によるアーセナルのワースト移籍10。
オレグ・ルズニー(元ウクライナ代表DF)←1999 from ディナモ・キエフネルソン・ビバス(元アルゼンチン代表DF)← 1998 from ボカ
ミカエル・シルヴェストル(元フランス代表DF)←2008 from マンチェスター・ユナイテッド
稲本 潤一(元日本代表MF)←2001 from ガンバ大阪/レンタル
リチャード・ライト(元イングランド代表GK)←2001 from イプスウィッチ
アモリ・ビショフ(元ポルトガルU-21代表MF)←2008 from ブレーメン
セバスティアン・スキラーチ(元フランス代表DF)←2010 from セビージャ
フランシス・ジェファーズ(元イングランド代表FW)←2001 from エヴァートン
アンドレ・サントス(元ブラジル代表DF)←2011 from フェネルバフチェ
アンドレイ・アルシャヴィン(元ロシア代表FW)←2009冬 from ゼニト
レンタルの形で2001年から1年だけ在籍した稲本の名前が…。その寸評は以下のようなものであった。
皮肉屋にとって、イナモトはマーケティングのギミックに過ぎなかった。そして、その範囲において彼は彼の仕事をやった。短い在籍期間の間に多くのユニフォームを売ったのだ。だが、アーセナルでのシーズン終わりのW杯において2得点を決めたMFはリーグカップ2試合出場以上のものを期待されていた(1試合はCLのはず)。彼はピッチ上で名を残すことなく去っていった。
稲本は以前にも英紙『Telegraph』が選定した“ヴェンゲルのアーセナルにおけるワースト11”に選ばれている。確かにアーセナルでは足跡を残せなかったが、その後フラムでは確かな存在感を見せたといえるはず。
アーセナルではリーグ戦に出場すらできなかったものの、直後のW杯では鮮烈な活躍をみせたことで、逆に現地では強い印象を残しているのかもしれない。
2013年と少し古いが、稲本がアーセナル時代などについて回想するインタビューがアーセナル日本語版HPで配信されている。当時の思い出やヴェンゲルなどについて語っているので興味がある方はこちらも是非。
外部リンク:『稲本潤一:アーセナルは日本で高い評価を得ている』(http://jp-arsenal.com/news/3680.html)