これまで、世界三大映画祭で女優賞を獲得した日本俳優は、演技力に定評のある人ばかり。演技派として、ほとんど“不動の地位”にいる女優が、映画祭でさらにハクを付けるというケースが多かった。すい星のように現れた岡本多緒を、驚きを持って受け止めた。受賞作「急に具合が悪くなる」(濱口竜介監督、6月19日公開)では、哲学に造詣の深い舞台演出家でステージ4のがんとも闘いながら活動を続ける女性を演じた。役を聞く