近年、日本のテレビドラマでは、メディア産業そのものを主題とする作品が少しずつ増えている。2025年春に放送が始まった『恋は闇』(日本テレビ系)と『キャスター』(TBS系)は、その最たる例だ。 参考:のんは“最高”を更新し続けている『あまちゃん』から『キャスター』に至るまでの進化 ジャンルこそ異なるが、両作に共通して描かれているのは「メディア倫理」である。報道とは何のためにあり、誰のため