初代表の小林悠、足の痛みこらえながらのプレーでも笑顔
小林悠は顔をしかめた。9月27日、日本代表メンバー発表直前のリーグ戦の後だ。
「左の足首と膝を痛めていて……。今回呼ばれても活躍できるかどうか……」
それでも代表に合流し、痛みをごまかしながら練習をこなしていた。すると戸惑う場面がやってきた。ジャマイカ戦の59分、アギーレ監督に呼ばれたときだ。
「(太田)宏介と田口が『上げておいて』と言われていたんですよ。だから普通にアップしていたら、いきなり呼ばれて。ちょっと緊張しました」
「あっという間というか、チャンスもあったので決めたかったのですが。監督からは相手のサイドの選手の仕事をさせるな、攻撃は強気に裏に抜けろと言われました。後半は攻めていたので、試合には入りやすかったですね」
「オフサイドになった場面も、チームメイトとわかり合っていたので残念です。でも、先発組と一緒にやったのは今日が初めてだったので、もっと自分の良さをわかってもらいたいと思います」
「(小学校時代からの知り合いで麻布大渕野辺高校で同期の太田)宏介と一緒にピッチに立てたというのは感慨深かったですし、また一緒にプレーしたいと思います」
そう言うと一礼して去ろうとする小林に、気になったことを2つ尋ねてみた。
──パスミスした後に、パスが出てこなくなりましたね。
「そうでしたか? 自分ではあまり気付いていませんでした。でも、代表ってそういう場だと思っているので、あまり気にしていません」
──足の痛みは?
「大丈夫です。痛みはないので、次もいければいきたいです」
気持ちの充実が痛みを吹き飛ばしたようだ。次のブラジル戦を前に痛いなんて言っていられない。キャップ数1を手にした小林は、しかめ面ではなく、笑みを浮かべながら歩いて行った。
【取材・文/日本蹴球合同会社 森雅史】
「左の足首と膝を痛めていて……。今回呼ばれても活躍できるかどうか……」
それでも代表に合流し、痛みをごまかしながら練習をこなしていた。すると戸惑う場面がやってきた。ジャマイカ戦の59分、アギーレ監督に呼ばれたときだ。
「(太田)宏介と田口が『上げておいて』と言われていたんですよ。だから普通にアップしていたら、いきなり呼ばれて。ちょっと緊張しました」
「オフサイドになった場面も、チームメイトとわかり合っていたので残念です。でも、先発組と一緒にやったのは今日が初めてだったので、もっと自分の良さをわかってもらいたいと思います」
「(小学校時代からの知り合いで麻布大渕野辺高校で同期の太田)宏介と一緒にピッチに立てたというのは感慨深かったですし、また一緒にプレーしたいと思います」
そう言うと一礼して去ろうとする小林に、気になったことを2つ尋ねてみた。
──パスミスした後に、パスが出てこなくなりましたね。
「そうでしたか? 自分ではあまり気付いていませんでした。でも、代表ってそういう場だと思っているので、あまり気にしていません」
──足の痛みは?
「大丈夫です。痛みはないので、次もいければいきたいです」
気持ちの充実が痛みを吹き飛ばしたようだ。次のブラジル戦を前に痛いなんて言っていられない。キャップ数1を手にした小林は、しかめ面ではなく、笑みを浮かべながら歩いて行った。
【取材・文/日本蹴球合同会社 森雅史】
▼ 小林悠、太田宏介、田口泰士
(撮影/岸本勉・PICSPORT)
(撮影/岸本勉・PICSPORT)
▼ 塩谷司、森重真人
(撮影/岸本勉・PICSPORT)
(撮影/岸本勉・PICSPORT)
▼ 香川真司
(撮影/岸本勉・PICSPORT)
(撮影/岸本勉・PICSPORT)
▼ 香川真司 、本田圭佑
(撮影/岸本勉・PICSPORT)
(撮影/岸本勉・PICSPORT)
▼ ハビエル・アギーレ監督
(撮影/岸本勉・PICSPORT)
(撮影/岸本勉・PICSPORT)