ラグビートップリーグが開幕、就任2年目の清宮監督率いるヤマハ発動機ジュビロが、力強いゲームプランで試合を支配し、トヨタ自動車ヴェルブリッツに勝利した。写真は前半、厳しいマークに合ったヤマハのサウ選手

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 ラグビートップリーグが開幕し、昨年8位のヤマハ発動機ジュビロと10位のトヨタ自動車ヴェルブリッツとの試合が、愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場で行われた。暑さの関係もあり19時のキックオフ。27日の会見で「今期はチーム作りにかなりの手ごたえを感じている」と力強く語った就任2年目、清宮監督率いるヤマハがどんな戦いをするのかに注目が集まった。

 まず、先制したのはヤマハ、前半開始早々の1分、五郎丸歩選手の右中間40mのペナルティゴールが決まり3対0とする。しかし23分、吉田光治郎選手がラインアウトから突進し、トライに成功、さらに文字隆也選手がゴールを決めトヨタが3対7と逆転。しかし38分に五郎丸選手が右中間からのペナルティゴールを決めてヤマハが6対7と追撃、僅差のまま前半が終了した。

 後半は開始早々からゲームが目まぐるしく動く。後半3分、トヨタのヘイデン・ホップグッド選手がトライ、文字選手のゴールは外れるが6対12とリードを広げる。するとここからヤマハが一気に攻勢に出る。まずは7分、五郎丸選手がゴールポスト正面からペナルティゴールを決め9対12に。8分には五郎丸選手がカウンターアタックを仕掛け、大きくトヨタ陣に入りると、最後は中園真司選手が右隅にトライ、右隅からのゴールも決まり16対12と逆転に成功する。その後はヤマハがゲームを支配する形で進み35分、大田尾選手が中園選手へキックパス。トライかと思われたが、トヨタ選手による危険なプレーとなり、反則を得る。ヤマハは五郎丸選手がペナルティゴールを決め、ヤマハが19対12と突き放す。さらに40分には途中出場の笠原雄太選手がインゴールのボールを押さえてトライを決め、その後の五郎丸選手のゴールも決まり26対12となり、そのままヤマハの勝利でノーサイドとなった。

 試合終了後、ヤマハの清宮監督は「開幕戦での勝利は非常にうれしい。タイトなゲームを制することができ、価値のある勝利だと思う。後半、ボールを持ってまっすぐ攻めるというゲームプランに替えたことで、ゲームを支配でき安心して見ることができた。今後に弾みをつけていきたい」と語った。また、ゲームキャプテンを務めた矢富選手は「みんなが自分の仕事をしっかりとしてくれた。後半のように、自分たちの力をしっかりと出せばゲームをコントロールができることが分かったのも大きい」と振り返る。また、トップリーグ100試合出場を決めた山村亮選手は周囲への感謝を述べた後「100試合出場できたことより、このタイトなゲームに勝つことができたことが嬉しい。ただ、トヨタに上手く対応され、スクラムが上手く機能しなかったことが今後の課題」と語った。(編集担当:宮園奈美)