ロンドン五輪の体操女子予選が29日(日本時間30日)、イギリスのノースグリニッジ・アリーナで行われ、体操女子日本代表は6位となり、上位8位が進出できる決勝に駒をすすめた。(写真:5月に開催されたオリンピック・ロンドン大会日本代表決定競技会にて=筆者撮影)

 ロンドン五輪の体操女子予選が29日(日本時間30日)、イギリスのノースグリニッジ・アリーナで行われ、体操女子日本代表は6位となり、上位8位が進出できる決勝に駒をすすめた。

 1種目めの段違い平行棒、第一種目のトップバッターというもっとも緊張する場面で、五輪初出場の16歳・寺本明日香が落ち着いた演技を披露。14.566という高得点をマークすると、続く田中理恵も14点台、この種目をもっとも得意とする鶴見虹子は15点台にのせる演技をみせ、幸先の良いスタートをきった。

 続く2種目めの平均台。26日に行われた練習ではミスを連発しており、決勝進出も危ういのではとすら思わせたが、この日はしっかり調整してきた。バランスを崩したり着地が乱れた選手もいたが、全体としてうまくまとめた。

 後半種目のゆか、跳馬は、塚原監督が「しのぐ種目」と話すように、チームが課題としている種目。跳馬では田中が尻もちをつくなど乱れもあったが、全体ではなんとかまとめ、まずひとつの目標としていた決勝進出をクリアした。

 この予選で光ったのは、何といってもチーム最年少16歳の寺本明日香の活躍だ。初の五輪でトップバッターという重責をこなし、さらにすべての種目で14点台という安定した演技をみせた。ひとつひとつの技の正確性はもとより、勝負強さにも定評のある選手だったが、そのもてる能力を五輪の大舞台で存分に発揮した形となった。

 ロンドン五輪の体操では、男子でも大学生の加藤凌平が安定した演技をみせるなど、ルーキーの活躍が目立っている。寺本も団体決勝進出に貢献したことはもちろんだが、個人総合でも8位で決勝進出を果たした。演技を終えた寺本は「個人総合8位は夢のよう」と話しているが、この五輪をきっかけに、スター選手への階段を上ることも夢ではない。(編集担当:藤間涼)(写真:5月に開催されたオリンピック・ロンドン大会日本代表決定競技会にて=筆者撮影)